『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・


『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - 委員長 Home

2007/05/31(Thu) 08:49

おはようございます。


さて、先日お約束しましたとおり、今日は多岐にわたってしまったスレッドからひとつテーマを絞って書いてみようと思います。

『箱の中での“嗚呼勘違い”』という題名ではじめましたが、話の流れで“接客”に話が及び“業界の責任”へと話が繋がりました。

ということで、ここはもうあれから2年以上の日々が経ちましたが、もう一度『興行ビザの厳格化騒動』を今のこの現在から観て語る必要があるのかなと・・・

ちなみに、用語の解説のページには以下のように解説しています。

*********************************
“興行ビザの厳格化”

 法務省入国管理局が、『我が国に「興行」の在留資格で上陸しようとする外国人に関する許可基準を定める法務省令の一務部を、2月15日に改正し、3月15日から施行されます。』と通達を出した事から始まった騒動で、アメリカ政府からの“人身売買”という指摘に対して、その前年に起きていたイラクでテロ集団に誘拐されていたフィリピン人(アンヘロ・デラクルスさん)の開放の為に、フィリピン政府がイラク駐留の人道支援部隊全員を撤退させた事に対するアメリカの仕返しとして、日本にフィリピンからのタレントの入国を制限するようにプレッシャーをかけられた結果と指摘する向きも多いが、ブッシュ大統領自体は人権問題として03年よりこの問題に対しては強く取り組んでおり(自分を支持するキリスト教右派への配慮から)この件があったからアメリカが日本へという説は、そういった要因も全く無いとはいえないが、それがすべてなわけではない。

 大きなポイントとしては、世界的に広がってきている“人権侵害”に対する意識として、興行ビザで日本へ入国するフィリピン人の占める数が02年の時点で74,729/123,322名となっており、世界的に興行としてのビザの使用での人権侵害に繋がる行為が多く見かけられるということで、この数字があまりにも大きく目に付いたということが事を大きくしたと考えられる。

“反対派(可哀想派)”の人々が、入管の改正に関する意見募集に対し、結果的にそれの多くがタレントが資格外活動をしている事を追認する内容の意見を投稿したためにかえって厳格化を薦める口実を与えた事は記憶に新しい。

*********************************

短文にするために、非常に端折って書いてありますので、落ちてしまっている部分もありますが、フィリピン関連のブログ等を観てみて、思い込みが大きい場所などを特に強調して書いてみました。

すでに“フィリピン人の興行visaでの日本入国問題を考えるブログ”http://blog.livedoor.jp/daddyjan/ で語りつくした感もありますが、ここでは上にも書きましたように、「もう一度『興行ビザの厳格化騒動』を今のこの現在から観て」はたしてあれはなんだったのか・・・その結果いったいどういったことが起きているのか等を語っていただけると幸いです。

このサイトを『“フィリピン人の興行visaでの日本入国問題を考えるブログ”をやっていたこともあり、その後の動向には人一倍関心がありましたし、それを伝えていかなくてはという責任も感じていました。』というわたしの気持ちもあってはじめた部分もありまして、今回話の流れですが、こういったことでひとつテーマとして提起させていただきます。


できれば、先に書きましたように“今のこの現在から観て”という部分に特化して欲しいという希望はあります。

はたして何が是で何が否だったのか。

全体にテーマが抽象的になってしまいましたが、どうぞよろしくお願いします。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - コヤコヤ

2007/05/31(Thu) 11:44

みなさま こんにちは

考えてみれば、夜のホテル街などを歩くと外人のねーちゃんが売春してるし、ガード下にはタイやら南米やら中国の女が売春してるし、そこから離れても今度は、韓国人やら中国人やらがマッサージとか言って近寄ってくるし、それが子供達が住む住宅街からそれ程、遠くない場所で行われていたのだから怖い気もします。
何が怖いかって売買春がどうのってことより、やっぱり違法行為を前面に出してるのが大きく、その背景には、人権侵害や犯罪などを想像するからです。
こういうのは今でも見かけますが、以前よりは少なくなりましたね。

PPは、そこまで行かなくても、やっぱり似たような事だったのでは?
タレント側の事情を考えれば稼ぐ為なら多少の不利な条件(これまでの流れでタレントもそれが当然と思ってる)も受け入れることと思いますが、業界側もそれを利用して金儲けをしてきた。
そこまでなら、良いとしてもタレントが来日しお金を稼ぐまでのプロセスの中に違法やら人権侵害のようなことが、頻繁に起きている。
ここが最大のポイントだったのでは?と感じております。

今後は、過去の実績や、そこから派生した新たな問題や弊害などを考慮して、もっと厳しく規制して欲しい。
例えば、興行visaのみではなく配偶者visaでもホステスとして働く事を禁止して欲しいと過激な考えも私の中にはあります。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - ももんが

2007/05/31(Thu) 12:20

いま考えてみると「厳格化」というよりも「正常化」でしたね.
 
常識から考えても「興行のため」という当初の目的から大きく外れて格安ホステス就労ビザになってましたので、改正によって興業ビザを拡大解釈することが出来なくなった招聘業者が甘い汁を吸えなくなり、貧困層の女性が稼ぐ為の手段の選択肢の一つが消えたという事でしょうか...
 
その歴史の中で培われた「刹那主義の国」ですから、今となっては「そんな時代もあったよね」と、中島みゆき的な感じになってるかも知れませんね。
 
とはいえ出会いとしては英語も出来ない一般の日本人男性にとっては手軽に異国情緒を味あわせてくれて国際的な気分にしてもらって様々なドラマをみせてもらい、結果、幸せになった人もいれば不幸になった人々もいますが、それぞれの人生を謳歌されたのではないでしょうか.
 

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - 委員長 Home

2007/05/31(Thu) 12:44

コヤコヤさん、こんにちわ。

>>タレント側の事情を考えれば稼ぐ為なら多少の不利な条件(これまでの流れでタレントもそれが当然と思ってる)も受け入れることと思いますが、業界側もそれを利用して金儲けをしてきた。そこまでなら、良いとしてもタレントが来日しお金を稼ぐまでのプロセスの中に違法やら人権侵害のようなことが、頻繁に起きている。ここが最大のポイントだったのでは?と感じております。

これはわたしもよく書くんですが“何故に業界は違法を前提にもっと工夫をしなかったのか”ということだと思います。

興行ビザのブログにあるアンケートを載せましてお願いしたんですが(http://www.supreme.co.jp/cfm/ask3/preview.cfm?nID=74767611&P=111381315)、そこに【あえて選ぶと、この問題がここまで来てしまったことで一番悪いとあなたが感じるのはどこですか?】 という設問をし、以下の対象を記しました・・・

日本政府(入管含む)
フィリピン政府
アメリカ政府


招聘業者
タレント本人

で、結果は・・・

日本政府(入管含む)262名 43.02%
フィリピン政府  66名  10.84%
アメリカ政府   77名  12.64%
客        18名  2.96%
店        57名  9.36%
招聘業者     78名  12.81%
タレント本人   13名  2.13%
 その他      28名  4.60%
http://www.supreme.co.jp/cfm/ask3/InsertQueryAnswer.cfm?d=74767611

となっていました。

この時点では、フィリピン関係者から見ると、入管が悪いという声が圧倒的だったわけです。

で、ここで上に繋がるんですが、この時期にはこれで日本へこれないフィリピン人を“被害者”と見る向きが強く、こういった結果が出たのだと思いますが、これと同じ失敗を業界はやっていたのではないでしょうか。

冷静に考えれば、フィリピンの貧困を日本がその中のある部分を特化して救わなければいけないなんていう責任も義務もないことは当然の事です。

ただ、このころは目に見える被害者?がいた。

その被害者?となるタレントを人質のようにして法や秩序を無視して収益のみに走ったのが業界だったのではないでしょうか。

>>今後は、過去の実績や、そこから派生した新たな問題や弊害などを考慮して、もっと厳しく規制して欲しい。例えば、興行visaのみではなく配偶者visaでもホステスとして働く事を禁止して欲しいと過激な考えも私の中にはあります。

賛成です。

在日何年以上とか永住権取得までとか、そういった条件をつけるべきだと思います。

これは本来、日本・フィリピンの両者にとって大きなメリットになるはずです。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - 委員長 Home

2007/05/31(Thu) 12:50

ももんがさん、こんにちわ。

>>いま考えてみると「厳格化」というよりも「正常化」でしたね.

まさにその通りですね。
もう少し時期が経てば、そういった言い方に変わるかもしれません。

>>その歴史の中で培われた「刹那主義の国」ですから、今となっては「そんな時代もあったよね」と、中島みゆき的な感じになってるかも知れませんね。

フィリピン国内ではそういった傾向が強いのではないでしょうか。

当時はけっこう向こうでも反対運動なんて起こっていましたが、その後この件での向こうでの動きってほとんどないです。

OPAはもう過去の遺物でしょう。

>>とはいえ出会いとしては英語も出来ない一般の日本人男性にとっては手軽に異国情緒を味あわせてくれて国際的な気分にしてもらって様々なドラマをみせてもらい、結果、幸せになった人もいれば不幸になった人々もいますが、それぞれの人生を謳歌されたのではないでしょうか.

未だに、アルPをタレントと思いこみ、それなりに悩みの淵に落ちている人もいるようですが、まぁ、確かにネット等を通してこういった出来事を知らなければ、そこはもうそれなりでしょうね。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - ふん

2007/05/31(Thu) 13:52

たしかに中島みゆきで・・・・
遠い昔でほとんど忘れてしまいました。

そんな中でもしっかり覚えているのが、
タカをくくっていた業界サイドがあわててやり始めた書名運動です。
あの一言・・・・

【なぜお店での幕間の談笑がいけないのでしょうか?】
みたいなことがかかれ・・・

さすがにはずかしくて署名できませんでした。

業界のほうから、現状は素直に認め今後改善していく案でもだしていたら賛同したのですが・・・

こんなこと言ってずるいですが、昔のフィリピンパブは違法でありつつも控えめな感じがしましたが、
【厳格化騒動】の時期はかなりエスカレートした店も増え(東京しか知らないけど鶯谷とか錦糸町とか・・・)これじゃ明らかに人がみれば人身売買じゃん。ってスタイルの店がでてきました。
さすがにこれやられちゃ どんどん回りにも波及してフィリピンパブ総ピンサロ状態にもなりかねないと思いました。これじゃ真面目なフィリピン人が同じように見られて可哀想だなって感じでしたね
国レベルで一国の人のイメージが特化して下がってくる・・・
こんな状態が正しいとは思えませんでした。
正直言って私も楽しかったですが、そんな中
自分だけよければいい・・・などとは思えず
一回この業界は浄化されたほうがいいのでは?
と思うようになりました。

簡単にいうとそれだけです。

なんだか いろいろ思い出してきたな〜ははは

あの時点でのフィリピンパブでのあり方の是非もそうですが、
もしあのまま続けていたら業界がエスカレートしてきて。。。という方が強いですね

昔からフィリピンパブが好きだった私もさすがに
先端をいったPPには罪悪感にかられました。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - JUN

2007/05/31(Thu) 14:08

そ、そんな店があったんですかあ、、、

もっと早く知ってれば、先端をいったPPに、是非行ってみたかったのになあ!

あ、イケナイ、不謹慎不謹慎、、、

>在日何年以上とか永住権取得までとか、そういっ>た条件をつけるべきだと思います。

>これは本来、日本・フィリピンの両者にとって大>きなメリットになるはずです。

本当に、そうですよねえ。

結婚ビザで上陸した途端に亭主を放っぽりだして、夜の街へと「合法的」に、稼ぎに出てしまう。

そんな例を無くす為にもねえ、、、

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - ビアンキ

2007/05/31(Thu) 14:17

人権侵害、タレント側の不利な条件ってのは実はそんなに問題視されてなくて、業界(日本サイド、フィリピンサイド)タレント(その家族)、客の利害が見事に一致していただけなんですね。

これ下手に人権侵害とか被害者とか言ってると、数十年後に従軍慰安婦と同じようなこといわれますよ。
だから今のうちにハッキリいっておくけど・・

入管が適正化してくれたのは良いことなんだし
歓迎すべきこと何だけど
なぜ、数十年の間、無視していたのか?って事が気になります。
やってたことって受け入れ枠の拡大化をしてましたからね。(昔はそもそも興行ビザじゃなかったハズだし)
おまけに税金面でもかなりの規制緩和もあったようだし、異常な状態になっていたんですけどね。

背景には、入管内部にも買収されていた人間がかなりいるはずなんですけど、坂中さんはその辺の事を言わずに、アカヒなんかに業界(国会議員を使った)の圧力で業務が腰砕けになったなんて言っちゃったりしてこの人汚いですよ。シナや朝鮮にも同じこと言えって・・同胞にはいえませんか?って突っ込みたくなる。(ちなみに坂中さんほどの強権を持った人間が出来ないことを我々にできるわけがない)

ちなみに、このアンケート結果の「日本政府」
その辺を考慮して言ってるのか
それとも単なる逆恨みなのかが気になりますねぇ。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - ふん

2007/05/31(Thu) 16:16

>なぜ、数十年の間、無視していたのか?って事が気になります。
>背景には、入管内部にも買収されていた人間がかなりいるはずなんですけど、


ですね・・・・
おそらく当時風営法と入国管理法なのかな?
2つの違反をしながら営業しなければならなかったはずでその反面強く裏のつながりを求めなければならなかった業界だったのでは?

改正前は確か管轄の警察に知らせる義務があったはずで、警察からもお店に情報は入ってきた。

何かしらパイプを求めたと思われますが・・・

同じくきわどい営業にソープランドとか、パチンコとか・・・
ありますが、地味にやってるというか・・・・
誰にも叩かれないというか・・・

そういう中で来日タレントの数が語るフィリピンパブの急成長化がとても目だってきて・・・
出た釘は打たれてしまったのではないでしょうか

昔はあそこまで歌の歌えないシンガーやら
踊れないダンサーはいませんでしたからね・・・

あそこまで成長しなかったら、問題も浮かばず
火の粉もかからないのでいまだに無視しているような気がします。

なんてこんな話もしてもいいの?

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - 委員長 Home

2007/05/31(Thu) 16:35

ふんさん、こんにちわ。

>>タカをくくっていた業界サイドがあわててやり始めた書名運動です。あの一言・・・・

あれは酷かった・・・あれが通用するって思っているところがなんともいえない哀れを感じさせましたね。

>>あの時点でのフィリピンパブでのあり方の是非もそうですが、もしあのまま続けていたら業界がエスカレートしてきて。。。という方が強いですね

う〜ん、たしかにそうですね・・・もしあのまま今まで何の変化もなく続いていたら・・・

>>そういう中で来日タレントの数が語るフィリピンパブの急成長化がとても目だってきて・・・出た釘は打たれてしまったのではないでしょうか

目立ったっていうのは大きな要因だったと思いますよ・・・せめて年間3万人までみたいな総量規制でもしてればね・・・・・

>>なんてこんな話もしてもいいの?

はい、こういう話で続けましょう(^^)v



JUN2さん、2が抜けてる・・・(^_-)

>>結婚ビザで上陸した途端に亭主を放っぽりだして、夜の街へと「合法的」に、稼ぎに出てしまう。
そんな例を無くす為にもねえ、、、

これがそうになったら、一気に減るでしょうね・・・国際結婚・・・・・・・・



ビアンキさん、こんにちわ。

>>利害が見事に一致していただけなんですね。

これって売春にも言えるのよね・・・管理売春は別だけど・・・ある意味全員に利益がある・・・あとはモラルの部分だけ。

>>これ下手に人権侵害とか被害者とか言ってると、数十年後に従軍慰安婦と同じようなこといわれますよ。

これも確かブログで指摘していたと思うんだけど、この辺りの管理が日本人は全然出来ないからね・・・甘すぎる・・・人が良いって言うのかな・・・「みんなやってるじゃない」って通じないんですよね・・・国際的には・・・

>>背景には、入管内部にも買収されていた人間がかなりいるはずなんですけど、坂中さんはその辺の事を言わずに・・・

フィリピン大使館も何かあったときに対応するためなんて言って、しっかり頭を撥ねてたからね・・・で、事実が明るみに出ると「それはその理由で使い切りました」だって・・・

でも、そういうのを含めてなぜかあのときにすべてスルーしてしまった・・・ブログにもありますが、非常に大きな嫌疑をマスコミに感じましたね。

>>それとも単なる逆恨みなのかが気になりますねぇ。

この時点では逆恨みだったんじゃないですかね。
タレントを被害者にして、自分たちはそれを救うっていう論理は業界も行政も同じだったですね。

なんたって、業界が頼りにしたのは“小林興起http://www.kobachan.jp/”でしたから・・・

名前に“興行の興”が入るのって、出来すぎですよね・・・・・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - コヤコヤ

2007/05/31(Thu) 18:29

>ある意味全員に利益がある
>通じないんですよね・・・国際的には・・・
>タレントを被害者にして、自分たちはそれを救うっていう論理は業界も行政も同じだったですね。

経済的に弱い立場だから一致してるだけだと思うんですよね。
例えば、報酬/ペナルティー/パスポート没収(行動の制限)/労働条件(休日など)など、とても普通の感覚とは一致しません。
更には、そのビジネス形態の中に違法行為も含まれることもある訳ですからね。
利益が一致すれば良いとかではなく、国際感覚の無いアコからもメチャクチャに見える訳です。
そういう世界で常識は通用しないことは、タレントも承知の事だと思いますが、それでも常に弱い立場の方が不利な条件だったり都合の良いように利用されてるのだと思いますね。

そう考えると国際的には、人権侵害や人身売買の被害者なんて認識があっても不思議ではないかもしれませんね。
しかし、入管内部にも買収されていた人間がかなりいるってのが本当だとすると泣けてきます。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - 委員長 Home

2007/05/31(Thu) 19:13

>>報酬/ペナルティー/パスポート没収(行動の制限)/労働条件(休日など)など、とても普通の感覚とは一致しません。

この中で微妙なのが“パスポート没収(行動の制限)”でしょうね。

実はわたしも妻が来日後これやってました・・・理由は・・・失くされると嫌だから・・・

もちろん店はこれだけが理由ではないですが、ここの部分も若干ありますね。

あと、これはわたしは思いませんでしたが、やっぱり“逃げちゃう”でしょうか・・・

実際に来日前に(タレントが)すでに逃げる算段が出来ているパターンもあるようですし、興行ビザの厳格化の話が出てきたときには、その話を理解しただけで「逃げないと」って思うタレントも多数いたでしょうから、そういった部分の管理という面では理解できなくもない。

人権と照らし合わせると微妙な話なんだけど、ここはなかなか難しい。


でも、他はわたしも容認はしませんよ。

まぁ、中間搾取が非常に多い業界のようですのでね・・・店自体は規定の金額は払っている場合がほとんどですよね・・・最終的にタレントの手元に渡るときには減っているという事で・・・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - コヤコヤ

2007/05/31(Thu) 20:08

>もちろん店はこれだけが理由ではないですが、ここの部分も若干ありますね。

パスポートの没収は、実はフィリピン側の方が悪質なように感じますね。
うちの場合は、フィリピンへに戻ったら直ぐに没収ですもん。
他のプロモへ移籍したり結婚して逃げないようにする為です。
一度、香港に旅行に行きたいから返してくれとお願いしたのですが、居留守使いやがって・・・(怒)

>まぁ、中間搾取が非常に多い業界のようですのでね・・・

その中で違法行為してる奴らが絡んでる場合も多いということですね。

>店自体は規定の金額は払っている場合がほとんどですよね・・・最終的にタレントの手元に渡るときには減っているという事で・・・・・

いったい初めは幾らで、途中に、どんな人たちが絡んで幾らハネてるのか?ちょっと興味があります。
うちの場合、月500ドルで借金だか差し引いて6ヶ月で1500ドルって・・・おったまげましたからね。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - ビアンキ Home

2007/05/31(Thu) 21:42

>例えば、報酬/ペナルティー/パスポート没収(行動の制限)/労働条件(休日など)など、とても普通の感覚とは一致しません。

ですねぇ・・私も同じ事思ってましたよ。
まぁ我々と違って普通の感覚じゃない国の方が来るわけですから、その方々に合わせた規則を作るしかないですね。本当に我々日本人の「常識」が通じませんから・・

冷たい言い方ですけど、我々も遊びでやっているわけじゃありませんので・・
世間様に迷惑はかけれないんですよ。

>利益が一致すれば良いとかではなく、
誰も良いとはいってないんだけどね・・
ただ、人権侵害だのってただただフィリピン人を被害者扱いにして盲信していたらダメだって事です。

給料に関しては
基本的に同じフィリピン人がマネージャーとして半分近く(下手すりゃ半分以上)搾取しているんですよ。
マネージャーとしてほとんど何もしませんけど・・
んで、タレントの帰国日にわざわざ空港で出迎えている。

なぜかっていうと金もって逃げちゃうから・・
つまり、パスポートの件と同じなんですよ。
同じフィリピン人同士が信用してない・・
彼らが信用してないくらいだから、本当に信用できないんでしょうね。

そんな訳で、マネージャーだけが悪いかといえばそうでもない。上に書かれてあるように借金して逃げるタレントも居ます。最近だと借金抱えたまま偽装結婚してたり・・

今更ココの方に言っても釈迦に説法でしょうけど
タレントの言うこと鵜呑みにしないほうが良いですよ。待遇とか給料とかもね・・被害妄想も誇大表現も凄いから・・

そういう訳で彼女たちの性善説はとてもじゃないが
信じられないし、自己制御も不能といっても過言じゃないです。そこまで精神が成熟してないですよ。
本能や欲望の赴くままです。本当にムチャクチャ言い方悪いですけど、これが私なりの答えです。

勘違いしてほしくないのは
ここで皆さんが言われていることは、嘘ではありません。
ただ、本当に彼女たちは自分に都合のいい事しか言いませんから注意しなければならない。
真に受けて赤っ恥かいた人や鴨になった人、被害者多数です。

 
Re:『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - トントン

2007/06/01(Fri) 08:27

ここに書き込みしてる人は、いつも同じ人ばかり。
マスターベーションの世界だよ。
みんなPPで女見付けて結婚したんだろ?自分の女だから、いい女だと思ったら大間違いだよ。俺は自分で女見付けてきて、自分の店で使ってたから、辛いもショッパイもわかってるよ。
あなた達のカミサンはどこで知り合ったかね。
酷い店もあったよ。でも全部じゃないよな。
アンタ達がPPに通って、女見付けて、口説いて、結婚したんだろ?じゃ、なんでその大元を否定してるの?アンタ達の出会いを否定してるの?
日本人の女に見向きもされなかったのか、P型脳炎でピナイしか見えなかったのかしらないけど、二人の出会い自体否定してるとしか思えない奴らばかりだな!
フィリピン人をバカにしてる、見下してるとしか思えないカタワばかりだよ、お前ら!

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - 委員長 Home

2007/06/01(Fri) 09:27

おはようございます。

6月1日ですね・・・“衣替え”なんでしょうが、昔ほどそういったことがTVなどでも取り上げられなくなってきている様な気がします。

季節感はなくなってきていますからね。



さて、たまにはいいですね、こういうのも・・・

順を変えて、トントン君・・・いいよね、“お前ら”って書く程度の人なんだから。

あのね、この手の浅読みからのやっかみはもう飽きた・・・

だから『サイトコンセプトの説明 http://objectionphilippinesmarriage.web.fc2.com/page040.html』を、あえてこの掲示板の上にリンクしてるんだけど。

そうか、そこにもう数回説明した>>「アンタ達の出会いを否定してるの?」を書いておかなかったよ・・・あとで追加で書いておきましょう。

それと>>「フィリピン人をバカにしてる、見下してる」って書いてるけど、具体的にどこがどうにそうなのか教えてくれるとありがたい。

以上。



コヤコヤさん、おはようございます。

>>パスポートの没収は、実はフィリピン側の方が悪質なように感じますね。

ここもけっこう微妙だなってわたしは考えています。

違法・合法っていう囲みはちょっと取っ払って考えると、向こうサイド(現地マネージャーやプロモ)は一応それなりに先行投資はしているわけで、それを回収しないうちに逃げられちゃかなわないっていう気持ちは理解したくはないけど、分からなくもない。

わたしの商売も2・3年かけて何とか1人前にして、これからここまでかかった分の回収をしてもらおうなんて考えていると、ひょっこりやめられて他の店に行かれちゃったりする。

こんなときに「少しでも違約金的なものって払わせられないのかな」って考えた事があるけど、これって無理でしょうね。

わたしが知っている方は、タレントの管理は非常に厳しくしていましたが、それはあくまでもあなたたちのためだっていう気持ちからで、現にここは来日のノルマの数をクリヤーしてもそのまま残っていたいっていうタレントさんがけっこういました。

>>いったい初めは幾らで、途中に、どんな人たちが絡んで幾らハネてるのか?ちょっと興味があります。

これは業界人でもないわたしが書く事ではないかもしれませんが、わたしが知っている範囲では、お店側がプロモ側に払うお金ってFTもベテランも同一で、ベテランになるごとにここから引かれる額が減ってくるので結果的に取り分が増えていると聞いています。

ちなみに、入管法で決められていた額は、1ヶ月最低20万円ですよね。




ビアンキさん、おはようございます。

>>冷たい言い方ですけど、我々も遊びでやっているわけじゃありませんので・・世間様に迷惑はかけれないんですよ。

ライオンほどではないですが、さすがに放し飼い(表現は悪いですが)にすると、世間にけっこうな迷惑をかけるでしょうね・・・最悪はランナウェイなんでしょうが・・・これはOSに直結ですからね・・・

これって、例えばわたし自身が推奨している“日本人の配偶者が永住権を取得し、その後もその日本人と婚姻を継続している場合にのみ、その親族(3親等)には日本での単純労働のビザを認める・・・しかし保証人(日本人配偶者)にはこの者を管理・帰国させる義務を負わし、違反があった場合には○○の罰金を科す”っていう外国人労働者受け入れ案がもし認められたときにも、それで来させた女房の親族のパスポートは預かっておくことにしちゃうと思うんですよ・・・現実にはね・・・・・・・

>>タレントの言うこと鵜呑みにしないほうが良いですよ。待遇とか給料とかもね・・被害妄想も誇大表現も凄いから・・

これはあるね・・・しかも今は“なんちゃってタレント”がほとんどだし・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - ビアンキ

2007/06/01(Fri) 11:15

トントンさん

>俺は自分で女見付けてきて、自分の店で使ってたから、辛いもショッパイもわかってるよ。

客のレスかと思えば、同業ですか・・
だったら尚更、ここに書いてあることがわからなきゃならないんだけどね。
人の上に立つ人間なら、脊髄反射せずに問題の本質を見抜かないといけないでしょう。
あなただって散々見てきただろうに・・
まぁマジレスしても書き逃げだろうけどね。

給料について追加ネタですけど
要は派遣なんですよね。基本的に派遣先が給料決める訳じゃないでしょう?派遣先に文句言うのは筋違いな気がするんだけどなぁ・・

中間搾取しているのは派遣元なわけで・・
雇用契約も派遣元な訳で・・

あとタレント自身も当然責任ありますよ。
そういう雇用契約を自分で結んでいるんだから・・
給料だけ聞いた人、もう少し突っ込んでいろいろ聞いてみてください。ほとんどの子は雇用契約やら覚えてませんからね。

今、説明したことを聞きなおしても言えない(覚えてない、覚えようとしない)子たちですよ。
ここまでくると自業自得としか思えない。

皆さんも嫁のコントロールに苦労しているように
我々も信頼関係もクソもないそういう人間を数十人束ねないといけないのです。
それは並の規律じゃコントロールできません。
人間、罪に対する罰がなければ規律なんて屁とも思いませんしね。

ほんとランナウェイとかだけじゃなくても
変な外国人が我が物顔で夜な夜な外をウロウロしてたり好き放題やってたら近隣住民はどう思うでしょうね。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - コヤコヤ

2007/06/01(Fri) 12:02

皆様 おはようございます

ビアンキさん、タレントも無茶苦茶ですね。
委員長のおっしゃるような事も良くわかります。

でも、そういう子でも仕事から離れると普通の女の子だったりします。
結果的に無茶苦茶になる場合もありますが、彼女達は信じてる人には、自分から無茶苦茶は持ち込まないと私は思っております。
そこには罪悪感とか恥じがあるからだと思います。
偽装結婚してパパ三人から金を吸収してる子でも、普通の若い女の子に戻ります。そんな彼女達に何故そこまでするのか?と聞いたら「それが私の仕事だから」と答える子が多いですね。
彼女達がタレントに進む時は、金を得る最終手段の一歩手前の覚悟で挑んでると思いますよ。

鶏と卵でどっちが先かは知りませんが、これまでの流れの中で業界が彼女達から信頼されるような体制を整えられなかったこと、それは報酬から労働条件や委員長やビアンキさんのおっしゃるような育てる側の事情など、これまでの流れの中でのいろいろな要素があると思いますが、感じるのは、結果的に業界は彼女達に対して、この前の村のお見合いのルールみたいな方向に押し進めて来たのだと思いますよ。
遥か昔にタレントを引退して今ではお店を経営しているアテが、「私達の頃は、もっと楽に稼げたのよ」なんて言ってましたよ。
ですから先に述べたように、私としては利益が一致してるってのは、表向きで、実は彼女達にとっては一致してないのだと思います。

タレントも逆にそういう世界だと知って飛び込む、業界側もタレントは無茶苦茶だと思って対応する悪循環というか・・・
そして業界関係者の方、トントン君のような方が同胞にもいらっしゃるのですから苦労も倍増しますね。(TT)

今、思ったのですがアコってタレント寄りですか?(笑)

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - 委員長 Home

2007/06/01(Fri) 13:22

ビアンキさん、こんにちわ。

>>まぁマジレスしても書き逃げだろうけどね。

抽象的ではなくって、具体的に突っ込んできて欲しいんですけどね・・・・・

>>要は派遣なんですよね。基本的に派遣先が給料決める訳じゃないでしょう?派遣先に文句言うのは筋違いな気がするんだけどなぁ・・

これはその形態を言い表すにはわかりやすい例えですね。
うちの女房の勤め先にもいくつかの派遣会社が入っていますが、それぞれやっぱりサラリーが違いますね・・・有給があるところなんかもある・・・

>>変な外国人が我が物顔で夜な夜な外をウロウロしてたり好き放題やってたら近隣住民はどう思うでしょうね。

グループで住んでいるから、よけいに気がでかくなってっていうのもありそうですね。




コヤコヤさん、こんにちわ。

>>今、思ったのですがアコってタレント寄りですか?(笑)

うん(^^ゞ

>>でも、そういう子でも仕事から離れると普通の女の子だったりします。

これはそれぞれでしょうね。
実際にわたしの周りには(実例であげている奴ですが)かなり酷いのいます。

ちなみに実例のピナアサワはついにPPで働き始めました・・・

>>利益が一致してるってのは、表向きで、実は彼女達にとっては一致してないのだと思います。

で、これは実は上の話にも繋がると思うんですが、コヤコヤさんはタレントさんを個人として尊重されて見ていると思うんですよ。

ですが、実際には彼女たちは背負っているものがあるわけで(ある人が多い)、女房も信じられないといっていましたが、中にはプロモや現地マネージャーのところへ親が・・・それも父親が連れてくるケースがかなりあるんですね・・・父親の娘への愛情ってすごいあるじゃないですか・・・わたしはこれがもう信じられない・・・

でで、確かにこういった親が娘をある意味売りに来るみたいな構造を作ってしまった罪はあると思いますよ。

だけど、そういう構造が出来ていたとしたって、やっぱり親が勧めちゃいかんでしょう。

そういった意味では、タレントは犠牲者でしょうね。

そういったケースではね。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - ビアンキ

2007/06/01(Fri) 14:24

コヤコヤさんは今のスタンスでいいんじゃないんですか?
結局コヤコヤさんの言っていることは、客が思っていることでしょうから・・・

後はみんながそれぞれ思えばいい。
判断材料は偏らないほうがいいでしょうし・・

>偽装結婚してパパ三人から金を吸収してる子でも、普通の若い女の子に戻ります。そんな彼女達に何故そこまでするのか?と聞いたら「それが私の仕事だから」と答える子が多いですね。

タレントの罪悪感とか恥とかって
日本人を騙すことに対して無いといっても過言じゃないのがこの一文でわかりますね。

こんなのタレントの仕事じゃないですよ!
これを「普通」にいってのけるのが、私には信じられないですね。これこそ罪悪感もない恥知らずでしょう。しかも「仕事」なんて言って責任転嫁してアコ悪くないと誤魔化してねぇ。個人的に最も忌むべきタレントです。

先輩アテが楽に稼げたのはバブルや
客に知恵が付いてない頃の話じゃないですか?


委員長の

>中にはプロモや現地マネージャーのところへ親が・・・それも父親が連れてくるケースがかなりあるんですね・・・

これウチにも何人も居ましたよ。
母親が勝手にサインしたパターンでしたが・・

いずれウチにも書こうと思うんですけどね・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・ - コヤコヤ

2007/06/01(Fri) 14:46

やっぱり・・・
自分で書いてて、俺ってタレント寄りだと思いましたもん。(笑)

私が見たタレントなんて十数名程度ですからね。
で、うちの嫁は、ある意味で残酷ですよ。納得しないと親でも突き放せるタイプですから。
今なんか逆に私の方から、「フィリピンの家族は大丈夫なのか?電話しなくて大丈夫なの?」不安になっても、「あんたが、心配しなくて大丈夫」なんて返されちゃいますからね(笑)

そんな私の業界に対する考えは上のような事ですが、何も業界だけを攻めても日比国際結婚問題の全てが解決するとは思えません。
このスレッドの業界というテーマで考えれば、審査が厳しくなり関係のない日比カップルにまで影響が及んでる問題もあります。
身近な事でもペナルティー/パスポート/過去に犯した違法行為などが結婚を進める障害となることもあると思います。
こういうことへの対応は、二人で良く話し合っておくことも大切ですし、時には悪い奴らが近寄ってくるかもしれませんが、適切な対応することも大切だと思います。
また過去に違法行為がある場合は、可哀想派になるのではく全てを正直に告白し必要なら罪を償い偽りの無い夫婦生活をスタートさせることも重要で、そういう意識が全体に広がれば大きな問題も解決する方向へ前進させるのでは?と思います。
そしてこういう問題は、結婚する双方の家族まで巻き込む危険性があることを警告したいです。

参考までに、うち場合は、
・パスポートは返さない
・タレントが無理だとなると、今度は日本以外や偽装結婚を進めてきた
・在留審査の時に問題が出て追加説明が必要となり入国が遅れました

こんなの軽い方かもしれません。そして結婚相手に初めからその気が無いのなら正常化を目指しても無理ですもんね。
まあ何にせよ業界とはそういう世界で、絡んでてもプラス要素は無いと私は思ってますよ。


『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - 委員長 Home

2007/06/01(Fri) 14:52

下のスレッドが満タンになってしまいましたので、新たにこちらに立てます。

>>後はみんながそれぞれ思えばいい。
判断材料は偏らないほうがいいでしょうし・・

わたしもそうに思いますね。
両論っていうか多様な論があっていいと思うし、それで普通でしょう。

ここのひとつのコンセプトとして“発信している”っていうのがあると思うんですね・・・自らに書いているというよりも。

そういったことからも、ひとつの方向でコリコリに論を固める必要はないですね・・・掲示板全体としては。


>>遥か昔にタレントを引退して今ではお店を経営しているアテが、「私達の頃は、もっと楽に稼げたのよ」なんて言ってましたよ。

これなんかもケースバイケースだと思うんですね。

またの機会に“フィリピン人の潜在的なイメージ”的な話をしようと思っていますが、これなんかは今よりも昔の方がきつかったんじゃないかな・・・

そういう店に来る客の率として「フィリピン人=やらせる」っていう思い込みが強かったのはやや以前の方じゃないですかね。

「フィリピン=買春ツアー」の時代がありましたから。

時代的にはそこからは完全に脱却していますよね・・・今は。

わたしは逆に大先輩アテピナアサワが若いピナアサワに「あんたなんか楽よ・・・わたしが若い頃はもっと全然大変だった」って心から言っているのを聞いたことがあります。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - 委員長 Home

2007/06/01(Fri) 15:01

>>何も業界だけを攻めても日比国際結婚問題の全てが解決するとは思えません。

その通りだと思います。

>>このスレッドの業界というテーマで考えれば、審査が厳しくなり関係のない日比カップルにまで影響が及んでる問題もあります。

審査が厳しくなる事は甘んじて受け入れるしかないと思っていますが、悪しきイメージを全体に構築してしまうひとつの要因である事は間違いないでしょう。

上にも書きましたし、たびたび書いていますが、わたし個人としては残念ながらよくわかっていない(わたしもすべてをわかっているわけではないですが)これから日比国際結婚に関わろうとしている人・・・今まさにその渦中にある人に対して「現状ってこんなんだよ」っていうメッセージを発信して、決断や悩みのひとつのファクターとして欲しいと思っているわけです。

一応経験した者の話をいろいろ見てもらって、もちろん最終判断は自分がするわけですが、何かの参考にでもなれば幸いかなと・・・

でも、ここ観てそれ以上に悩みの淵に落ちてしまう可能性の方が高いかな・・・・・・・^^;

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - Michael

2007/06/01(Fri) 17:11

 ビアンキさんのブログにも書き込みましたが、話題の業界は何から何まで二重性のパラレルワールドだったんです。

入管法の基準省令からしてそもそもおかしい。
その他全てと言って過言ではないんですが、キリがなくなっちゃうんで今回は行政面のことに留めときます。

興行となる前は4-1-9と言っていました。
4条1項9節の部分に記載されていたのが外国人の芸能人等の規定だった。

当時は、芸能人として10年以上の実務経験を積んでいないとプロモーターはできなかったんです。
昭和63年に芸能社が国賠訴訟を起こした。
芸能産業については、職業紹介事業の許可を受けるべき事業だったが、法務省が分捕って適当な理屈をつけて運用していたので、職業紹介事業の許可がなくても日本に呼んでステージに立たせちゃうもんだから、入管のやってることは職安法を無視しているし、許可を取ってキッチリ仕事をしている我々の権益を侵害しているとなった訳です。

それもあって確か平成元年に省令が改正された。
明確な根拠もなく突然、責任ある立場に3年以上の実務経験者がいて、6ヶ月以上継続雇用されている常勤職員5名以上、常勤職員1名につき10名の出演者数と言う規定が作られ、職安法に触れることを回避する策としてプロモと店との間の請負契約が義務づけられた訳です。

片や、入管が平成8年の改正時に配布した『「興行」資格の取り扱い方に関する基本的考え方』にもはっきり記載がありますが、最低でも「週に2回程度」お店へ行って見てきなさい、と言っているんです。
これは、請負契約の考え方を逸脱していて、言ってみれば偽装請負そのものなんです。それをお上が自分で書いちゃっていた訳です。
店の方も5名以上の常勤職員、風俗1号・2号では5名以上の社交員、13平米のステージ、9平米の控室、出演者のキャパシティーは売上高で決められてました。
この時の省令基準辺りから、例の坂中さんあたりが鉛筆嘗めて書いていたと思うんですが。
3年、5名、13平米とか言っても明確な根拠なんかありません。
これくらいだったら、さもそれらしく見えるかな程度のことでしょう。
風営法では照度、客室の配置などは煩かったが、店員が何人以上だとか社交員が何人いなければなんていう規定は何もない。
当時のキャバレーや風俗許可店では、ショーはキッチリやっていたし、11時45分には、蛍の光が流れ、12時過ぎれば店の女の子達が何人かづつでお客さんとゴールデンカップスみたいな当時のシャレタ店へ遊びに繰り出すのが普通でしたから。
実状から懸け離れた規定を作って、いじり過ぎた結果、偽装や嘘で固める体質のはじまりだったのかなと思います。
プロモのみならず、店は簡単に改装なんかできないわけだし、いままで少ない人数で充分だったスタッフを増やさなきゃならなくなっちゃったわけですから。

何でこんな!と思っても、目をつけられたらイヤだから、皆んなだまっちゃって、誰か言ってくれるのを待ってるみたいなとこもこの業界の悪いところ。
まとまることもしませんでしたからね。
本当におかしなことでも、そのままにして、バレなきゃ良いか、みたいな感覚で、嘘で表面を重ね過ぎて本当のことが見えなくなってしまった結果が今だと言えるかも知れません。


(すみません、繋がりなんでこちらに移しておきましたm(__)m・・・委員長)

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - 委員長 Home

2007/06/01(Fri) 17:35

Michaelさん、いらっしゃいませ。

さっそく専門的なお話、ありがとうございます。

で、わたし的にはビアンキさんのところのこれがとっても面白かったです。

>>A級戦犯被告は、プロモーター、店、B級戦犯は、手国送出エージェント、フィリピン政府関係機関、C級は、日本の当局かなと思います。
C級被疑理由は、縄張り争いで分捕ったものの、他の法令との整合性をおざなりにしたままで、場当たり的に運用し、監督官庁として適切な行政指導を行わず放置してきた結果であること。
B級被疑理由は、自国民個々の安全や福利を省みず、本音と建前を巧みに使い分けた硬軟自在の詭弁と戦術で、みずから(国、企業、個人、体面)の利益追求に終始したこと。
A級被疑理由、業として当然守るべき法令、倫理、社会的責任を一顧だにせず、自己規制することもなく、表と裏の整合性をとる努力も放擲して、利益の追求のみに狂奔し、未だに責任転嫁の論理に終始するばかりで、タレントとその家族および顧客に被害を与えたこと。最大の被害者はタレントとその家族でしょう。

わかりやすい(^^♪

そしてこれも・・・

>>救いは、未だに「風俗営業店の出演は原則として認めない」が入管法にも基準省令にも盛り込まれていないことです。
「外国人(フィリピン)クラブは日本の大衆文化だ」として、存続させるなら最後のチャンスでしょうね。
入管法のみならず、労基法、職安法、風営法、旅券法、外登法、刑法および人取関係法などとの関係を充分理解しクリアして事業を行うしかありません。

そういうことですね。

>>実状から懸け離れた規定を作って、いじり過ぎた結果、偽装や嘘で固める体質のはじまりだったのかなと思います。

これは日本の行政の大きな弱点でしょうね・・・一番のポイントをわざと避ける・・・その結果別のひずみがどんどん出来てきてしまう・・・


で、わたしの疑問は、入管サイドにも大きなつけ込まれても仕方がない要因があったにもかかわらず、そこにはあえて突っ込んでいかなかった業界の動きです。

刺し違えるみたいな気持ちにはならなかったのかな・・・

まぁ、ちょっと我慢すればまた元に戻るっていう楽観論もあったから、あえて事を荒げて先が見えなくなることはしなかったっていう事なのかな・・・・・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - ビアンキ

2007/06/01(Fri) 17:58

どっちに書こうか迷っていたところでした。

Michaelさんすでにこちらで書かれたんですね。
すいません。放置してしまって・・
ちょうど今、誘導のレスを書き終えたトコです・・

>刺し違えるみたいな気持ちにはならなかったのかな・・・

そりゃー皆さんが指摘されるように
小林大先生(笑)は役に立たないし
業界も刺し違えるどころか乱心して変な署名活動始めちゃうし・・

>まぁ、ちょっと我慢すればまた元に戻るっていう楽観論もあったから、あえて事を荒げて先が見えなくなることはしなかったっていう事なのかな・・・・・・・

確か・・以前にもARBがヤバくなりそうになった事があって、結果的に大丈夫だったことが原因じゃないでしょうかね。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - コヤコヤ

2007/06/01(Fri) 20:02

Michaelさん 初めまして

こういう矛盾みたいな事って何処の業界にもありますよね。
63年前からの全ての流れを大筋で理解してないと話の土俵にも立てないので素人の私には、難しいのですが、内容からして法務省のおかげで何処が参入して業界の権益を侵害したのかが気になるのとプロモが顧客だった事が驚きです。
だってお店が金の出所なんですよね?お店が顧客だと思ってました。

 
Re:『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - トントン

2007/06/02(Sat) 10:20

君ヨバワレされちゃったな。委員長(人を見下してんじゃねーよ)や同業者のお兄ちゃんがオチョクッテルけど、東京では俺のこと知らなきゃモグリだろ?呼び屋をやって20年、店をやって10年。自分で選んで自分のプロモーションでサシテて、自分の店にブッキングしたよ。
入管では一人20万円?笑わせるなよ うちは平均は1,800ドルだよ。バックとボーナスを合わせてランキングの娘は月に80万くらいもらってたよ。
もらえない娘でも5万どころじゃなかった。
同伴はなし、アフターもなし、昼間買い物行く娘は一店舗に一人フイリピン人のバアサンが事務所にいるから、自己申告で自由に外出できた。
ババアは現地エージェントから送りこまれ、プライベートから仕事までマニュアルどおりに教育される
テレビダンサーも入れ、店は大繁盛だったよ。
クリスマス、正月、スタッフ、タレントが誕生日のときは、ディスコやPレスで家族のようにやったし、一年に一回、店を休み観光バスをチャーターして温泉で大慰労会をしたよ。三店舗だから6、7百万はかかったよ。
向こうのエージェントでは、ほかのお客さんには、うちのお古を紹介してたけど、いい女入れなきゃ話にならないから、毎日クラブ回りや、地方のお祭りの主催者に金やって、ミスコンばかりやったよ。
金と時間と体を使って集め、事務所に両親を呼び、給料や待遇を話し、親の許可を得て整形手術をして連れてきたよ。
もちろんお客様も並んでまっていただいた。
あんたらは、それを口説いて、忍者させ、ホテルにつれこんで、既成事実をつくって結婚したんだろ?
俺の金や苦労はビジネスだからいいけど、女の父親は、女の子が産まれたことを喜び、くそションベンをかえ、飯を食わせ、学校に行かせ、そんなところに、何処の馬の骨か分からん奴が1回2回、わがもの顔でやってきて、小銭をだして娘をさらっていったんだよ。
なのにその親に数万の仕送をグズグズいってるしみったれた奴の集まりばかりなんだろ?ここは。情けねーな。
人身売買や興行ビザの厳格か、なんて語れる器じゃねーだろ?
ちなみに、小林興起は全芸連のバカ今井担いだけど、くその役にもたってないし、マンダリンホテルでやった総会もオブザーバーで呼ばれたけど、くだらなくて退席したよ。
その夜、JPCの使えない兄さんといたけど、言いたいこといってやったよ。もともと運送屋なんだからやめればって。
次の日、深谷の自分の店に入管が入って、真っ青だったけどな

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - 委員長 Home

2007/06/02(Sat) 10:40

おはようございます。
九州南部も入梅したようですが、こちらはまだまだですかね・・・


さて、先に“お前ら”と人を下に見ておいて、こっちが君付けで書くと「人を見下してんじゃねーよ」っていう人がいますが無視します。

一応午後2時までこのままにしておきますが、その後は消します。

それ以降はこのアドレスでの書き込みも出来なくします。

ということで、出来ればみなさんも無視していただければ幸いですm(__)m

 
Re:『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - トントン

2007/06/02(Sat) 10:53

小林興起なんてなんにもやってないし、署名運動なんてバカなことをやった全芸連の元運送屋、今井理事長が脳が腐ってたんだよ。
ホステス認めろって!認めるはずないじゃん。日本は単純労働を認めてないんだから、ホステスにビザを出せば、土木作業員や誰にでもビザを下ろすということだからな。
さすが運送屋のおっちゃんの考えることや。
坂中がすごかったをやないで。後ろだてになってくれた法務省の某官房長がいたからや。坂中は朝鮮産まれで、そっちにはゆるいからな。
前はさしこむとき、台帳があって、申請書受理してもらったあと、台帳に書かなきゃならん。その台帳のタイトルは【三国】だぜ。意味わかるか? フィリピン、韓国、台湾だよ。その他の国は別の台帳。三国以外は申請書その1に【モデルケース】って赤の判子押されて1週間でおりる。
三国は三ヶ月。酷いときはそれ以上。
だから東南アジアの人のこと舐めとんだろ?
多かれ少なかれある。
だからカミサンの両親のことレスペクトできないんだよ。少しの仕送だってやなんだろ?
カミサンのこと本当にあいしてるなら、そのカミサンを産んで、育ててくれた人達がこまってるんだよ。すべこべ言わず、できる範囲でやってやれよ。
カミサンやその家族を自分達日本人より下等な動物と思ってるからしょうがない。
あまり自惚れるなよ。彼等も俺達も同じ人間なんだよ

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - 委員長 Home

2007/06/02(Sat) 11:03

無視するって書いたけど、ちょっと反応する。

>>カミサンのこと本当にあいしてるなら、そのカミサンを産んで、育ててくれた人達がこまってるんだよ。すべこべ言わず、できる範囲でやってやれよ。

このサイトと掲示板はそういった事をつべこべ言っているわけじゃない。

自分が嵌められている(あえて騙されているとは書かない)事すらいろんなサインがあるのに気がつかない馬鹿な日本人に対して「そういったこともあるけど、これから結婚しようとしているアナタはそういう現実もあるけどどうするの」っていうメッセージを出しているだけ。

そして、これも決して可哀想とかそういうのではなく、結果的にそういったことで結婚されちゃうと、その害がこっちにまで関係してしまうから。


しかし、上の文と下の文ではなんかだいぶ感じが違うな・・・

下の方には、そうだなって思うところもある。

 
Re:『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - トントン

2007/06/02(Sat) 11:16

ちなみに、この業界を助けようとやってくれたのは小林興起じゃない。奴はなにもやらなかった。
10数年前の危機は長崎選出の太田誠一。この先生ががんばってくれなかったら、坂中の風俗店には許可しないっていう省令にきまっとった。
でもひっくり返った。
今回動いてくれたのは、山崎拓、保岡元法務省大臣、平沢勝栄だよ。でも公明党の浜四津女史や森山真弓らに潰された。もちろん今世紀始まって以来のバカ宰相もね。
ちなみに削除したきゃすれば? 2時? どーぞ。
自分の都合の悪い意見は抹殺したい人種みたいだからね。
ここには言論の自由もデモクラシーもないみたいた。
文化大革命でもやってくれ、マオ・ゾードン委員長様

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - 委員長 Home

2007/06/02(Sat) 12:24

>>自分の都合の悪い意見は抹殺したい人種みたいだからね。
ここには言論の自由もデモクラシーもないみたいた。

そうに言われるから2時までにしたの・・・すぐに消さないで。

それに、こういうのって削除覚悟じゃないの・・・最初から・・・

そうやって、責任を相手に転化させるような物言いはどうかね・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - ビアンキ Home

2007/06/02(Sat) 13:12

危うく見過ごすとこだった・・

んなもんアンタなんか知るわけねーwwww

>次の日、深谷の自分の店に入管が入って、真っ青だったけどな

これは確かに爆笑ものだったけどwww

あなたも偉そうに語る割には
何も出来なかったクチなんじゃない?
ただの事情通(笑)なだけで・・

下等呼ばわりするなって言う割には人を下等扱いしているけど。
情報通なら今井はもっとフィリピン人を下等扱いしていたのは知っているでしょう?

それだけの立場があるなら当然、彼にも何か言ったんだよね?

まぁアレならウチにでも書いてくれ。
愚痴なら聞こう。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - 委員長 Home

2007/06/02(Sat) 14:11

うん、確かになんか“寂しがり屋さんの愚痴”ぽいよね。

こうやって置いてみたら、なんか消さなくってもいいかなってちょっと思ってきている。

どうしようかな・・・

今度は「消すって言ったのになんで消さないんだ」なんて言ってくるかな・・・

ただ、人を馬鹿にしているようなところは別として、けっこうなるほどって部分もあるんだよね。

う〜ん、どうしよう・・・・・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - コヤコヤ

2007/06/02(Sat) 14:29

みなさま こんにちは

内情が分かってない私が、こんなことを言うのもなんですが、
これまでのトントン君の書き込みを読んでると、結局は、誰かに頼ってとか、あいつは何もしてくれなかったとか、馬鹿にするなとか、昔は良かったみたいな・・・
そんな、お子ちゃま話にしか聞こえませんね。

前にも書きましたが、そんな矛盾は、どこの業界にもあるような事ではないんですか?
ましてやホステスで商売してるんだから、なお更の事でしょう。
結局は、業界全体で、それを越える力が無かっただけのことですよ。
成るようにしてなった結果だと思いますね。

すいません。ちょっと攻撃的に書きますね。

>入管では一人20万円?笑わせるなよ うちは平均は1,800ドルだよ。
>バックとボーナスを合わせてランキングの娘は月に80万くらいもらってたよ。

たった80万くらいの金で、大きなこと言わないの。わかった?
異国の貧乏な家の娘にホステスやらせてハネた金だろ?
80万なんてケチ言わないで、もっと沢山お金をあげましょう。
この程度の金、日本ならホステス無しでも軽く稼げるでしょ。


>金と時間と体を使って集め、事務所に両親を呼び、給料や待遇を話し、親の許可を得て整形手術をして連れてきたよ。

なんだ これ?って程度の良さそうな人身売買モドキじゃん。
試しに、あんたの家の近所の日本人の娘さんの親の許可を得て同じことやってみな。


>俺の金や苦労はビジネスだからいいけど、女の父親は、女の子が産まれたことを喜び、
>くそションベンをかえ、飯を食わせ、学校に行かせ、


こんな事は、親なら当たり前のことだよ。
俺ら日本人の敗戦直後のご先祖様は、もっと貧乏だったんだよ。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - 委員長 Home

2007/06/02(Sat) 15:06

う〜ん・・・

****************************

>>カミサンのこと本当にあいしてるなら、そのカミサンを産んで、育ててくれた人達がこまってるんだよ。すべこべ言わず、できる範囲でやってやれよ。

このサイトと掲示板はそういった事をつべこべ言っているわけじゃない。

自分が嵌められている(あえて騙されているとは書かない)事すらいろんなサインがあるのに気がつかない馬鹿な日本人に対して「そういったこともあるけど、これから結婚しようとしているアナタはそういう現実もあるけどどうするの」っていうメッセージを出しているだけ。

そして、これも決して可哀想とかそういうのではなく、結果的にそういったことで結婚されちゃうと、その害がこっちにまで関係してしまうから。

****************************

こういうのには答えないんだよね・・・


やっぱり消すか・・・ただの誹謗中傷だもんな・・・

でも、その時にはそれ以降に書かれた書き込みもすべて消させていただきます。

PM4:30にしよう。

ビアンキさん、コヤコヤさん、ご了承くださいm(__)m

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - チュレウェット

2007/06/02(Sat) 15:14

こんにちは。

消しちゃうんですね・・
ステレオタイプで面白く、見入ってしまいましたが・・

残念です(苦笑)

 
Re:『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - タスマニアデビル

2007/06/02(Sat) 15:49

こんにちは。
こちらでは初めてコメントさせて頂きます。
いつも大変興味深くロムいたしております。

削除する必要があるのかというのが私の率直な感想です。
この手のテーマならあらゆる方面からレスが入るのは必然ですし、そこからまた何らかの広がりができるのではないですか?
私には誹謗中傷には聞こえませんでしたが。

生意気を申し上げました。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - 委員長 Home

2007/06/02(Sat) 16:10


確かにそこはあるんだよね。

だからすぐ消さなかったし、2時っていうのも延期した。

う〜ん、悩むな・・・多数決でもしようかなとかも思ったんだけど、委員会だし・・・

マオ・ツォートンもこんなに悩んだのかな・・・・・・


うぅ〜ん・・・もういいや、このままだ〜〜〜〜〜

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - バータ

2007/06/02(Sat) 16:12


委員長、私も消さなくてもいいと思う。
業界の事情とか裏とかは興味ないけど、とりあえず気持ちは伝わってくる。

>それを口説いて、忍者させ、ホテルにつれこんで、既成事実をつくって結婚したんだろ?

私は結婚するまでオッパイも触った事が無い(爆)
初Hも結婚数日前の彼女の部屋だったし。

>何処の馬の骨か分からん奴が1回2回、わがもの顔でやってきて、小銭をだして娘をさらっていったんだよ。

稼ぎ頭の彼女を嫁に貰う事が何を意味するかぐらい承知してるし、一生懸命その穴は埋めたつもり。

だからどうだじゃ無くて、店で知り合って結婚する男がそんな奴等ばかりと決め付けられる事が気に入らないし、そんな比日の関係を変えたいからこうやって掲示板に意見書いてる。

一般人ではなくて比日と関係のあるトントンさんがそこまで言うんだから、散々見てきたんでしょうそんな奴等ばかり。

でも何でそんあ男が増えちゃったのかな〜

武器商人が自分で売った銃で人が殺され非難される。
でも武器商人には罪は無くて撃った奴が悪い???

なんかそんな水掛け論見たく映るけど、様々な問題点が分かっているにも関わらず、まったく変ってこなかった業界。

やっぱりリセットしてチャラにすべきでしょう。

スレ違いだけど、女房とであったフィリピンパブを否定するのかって意見が有った。
事実は否定しないけど、フィリピンパブは肯定しない。

なぜなら、中にいたら見えなかった様々な事が見えるようになったから。
それは業界のこともそうだけど、政治を含めたフィリピンが良く見えてきたという意味です。

>こういうのには答えないんだよね・・・

確かにそうですね。

また、ヘルプとか様々な問題にしても、散々議論してみんなそれぞれの答えを持ってる。
思いつきや感情論でフィリピンを語ってるんじゃないんだけどな〜〜(笑)

何年も前にさかのぼって私たちのやり取りをと言っても無理でしょうけどね。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート2 - バータ

2007/06/02(Sat) 16:25

あんまり書いてたら満タンになっちゃうかな?

>なぜなら、中にいたら見えなかった様々な事が見えるようになったから。

逆に中に長く居るからこそ、見えるフィリピンも有るはずで、トントンさんの書き込みを見てそう思った。


『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - 委員長 Home

2007/06/02(Sat) 16:50

また満タンになっちゃいました・・・

さて、ということで、ちょっと今日は決断を悩んでしまい、なんか変な感じになってしまいまして、大変申し訳ありませんでした。

そういったことで、消さずに行くことにします。

これからは悩んだらみなさんのご意見も伺っていこうと思います。

なんといっても、ここは“委員会”ですので。

どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

 
Re: また満タンになっちゃいました・・・ - 委員長 Home

2007/06/02(Sat) 17:04

で、とりあえず一言だけ書いておくけど

>>だからカミサンの両親のことレスペクトできないんだよ。少しの仕送だってやなんだろ?
>>カミサンのこと本当にあいしてるなら、そのカミサンを産んで、育ててくれた人達がこまってるんだよ。すべこべ言わず、できる範囲でやってやれよ。


こんな事言われるようなこと書いてないと思うけどね・・・まあ、とりようによってあると言われたとしても、みんながそんな意見で一致しているわけじゃないし、『お前ら』と一からげに言われてもね・・・シラケルだけ・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - バータ

2007/06/02(Sat) 21:43

>なんといっても、ここは“委員会”ですので。

ええ!
って事は私は委員だったんだ!!(爆)

さて、冗談はさておき、とても尊敬なんて出来ないタレントの両親も見て着ました。
平気で金引っ張って来い見たいな事を言う親も。

幸?アサワ・コの両親は尊敬というか親として一生懸命頑張ってきたって思えるご両親だった。
既に亡くなってしまったんで過去形です(笑)

>こんな事言われるようなこと書いてないと思うけどね・・・

ですね。
ヘルプに関してもフィリピンの物価や事情も分からず日本の金銭感覚で過度にヘルプする事が、フィリピンサイドの生活と言うか価値観までも破壊しかねないと警鐘を鳴らしているだけ。
破壊した価値観の元、一生ヘルプできる経済力があれば問題はないんだろうけど、多くの場合この問題も離婚原因のベスト5に入る(笑)

なんて事を議論してきたわけで、きちんと読んでもらえれば理解してもらえると思うんだけどね。

また結婚して子供が出来ればまずは自分達の生活、将来を計画しなければいけないわけで、皆それぞれの事情がある。

80万も稼いでたタレントのお話があったけど、いつかはその収入もなくなるわけで、そのとき稼いだ金できちんと将来生きてゆける糧を得たのだろうか??

その先も聞きたかったな(笑)

>『お前ら』と一からげに言われてもね・・・シラケルだけ・・・

これはフィリピンを語るときに一番気をつけなくてはいけない部分ですね。

一次元的に自分の知識や経験の範疇がフィリピンだって思い込むこと。

これはフィリピンと関係して20数年。
ネットを始めて沢山の人のオピニオン、情報を見るようになって自分自身が学んだことです。
同時に、自分は間違ってなかったと確信できた部分も多々ありました(笑)

また現状(パブから)における比日国際結婚の多くは、残念ながら三段論法で語れるほど単純な世界ではないでしょう。

だから早く、単純に語れる比日国際結婚になって欲しいって願ってます。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - ロング

2007/06/02(Sat) 22:54

みなさん、こんばんは。

いつも楽しく?難しく?ROMしています。

ところで、

>>だからカミサンの両親のことレスペクトできないんだよ。少しの仕送だってやなんだろ?
>>カミサンのこと本当にあいしてるなら、そのカミサンを産んで、育ててくれた人達がこまってるんだよ。すべこべ言わず、できる範囲でやってやれよ。


こんな事言われるようなこと書いてないと思うけどね・・・まあ、とりようによってあると言われたとしても、みんながそんな意見で一致しているわけじゃないし、『お前ら』と一からげに言われてもね・・・シラケルだけ・・・

意見は意見で参考にはさせてもらいますが、
小学生のガキじゃないんだから、もう少し、言葉、文章を考えて欲しいですね。

特に、お前らって???
お互いに顔も見えない掲示板に使う言葉ではないですね。なんかがっかりしました。

まあいいんですが、だからせま〜い日本人の男しか見てないタレントは、日本国民はみなパロパロしてるとか。。。
いい迷惑ですよ!

なんか、カテ違いですが、ふと、この人のカキコみて、ため息なんぞつきました。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - 委員長 Home

2007/06/03(Sun) 09:11

おはようございます。

一応スレッドタイトルは“『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 ” なんですが、どうやって話を戻すか悩んでいます・・・^^;



バータさん、おはようございます。

>>だから早く、単純に語れる比日国際結婚になって欲しいって願ってます。

です。
現状ではやはり特殊なっていうか不自然な形態なのが日比国際結婚ですね。

これは「日中」でも言えるんだろうけど。

年間の結婚数が1万件近くにもなるのって、いくら国が近いっていってもそれだけの理由ではない事は明白で、アメリカ人とでも年間結婚数はたった200件に満たない数字なわけで、やはり異常でしょうね。

これも「お前もその中のひとりじゃないか」って言われたらそれまでなんだけど、でも、そこで立ち止まっていなくてはいけない理由にはならない。

自らの体験や経験を通しても、国際結婚はお互いを理解し尊重するところがないと維持・継続は難しいわけで、そういった素地のない人間がその道に踏み込むと得てして不幸を増殖してしまう事もすでに明白なわけで、そういったことをこれからも続けて喚起していこうとここで再び強く思います。



ロングさん、おはようございます。

>>だからせま〜い日本人の男しか見てないタレントは、日本国民はみなパロパロしてるとか。。。

作られた先入観から来るイメージなわけですが、この話はかなりきわどい表現でのスレッドを準備していますので、もう少しお待ちください。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - Michael

2007/06/04(Mon) 04:40

失礼、遅くなりました! そのうえ、投稿システムが良く分からなくって、また、間違っちゃいました。委員長!スミマセンが、スレッドとして立っている方の削除を要請しま〜す!

パート2で委員長から、
> 入管サイドにも大きなつけ込まれても仕方がない要因があったにもかかわらず、そこにはあえて突っ込んでいかなかった業界の動きです。
> 刺し違えるみたいな気持ちにはならなかったのかな・・・
> まぁ、ちょっと我慢すればまた元に戻るっていう楽観論もあったから、あえて事を荒げて先が見えなくなることはしなかったっていう事なのかな・・・・・・・

これには理由があります。背景説明が必要なので、以下、話は非常に長くなります。御勘弁を。
これまた、二重性がからむんですが、業界と一口に言っても大きく分けて2種類あるんです。

1つは、キョードー東京、ウドー、青山や稲川素子事務所、オスカープロモーションみたいな高級招聘社(所謂、「呼び屋」)や芸能社、モデル・エージェンシーなど。
2つ目は、フィリピン・クラブなどの外国人クラブへ出演を請け負うことを専業にしていたプロダクションです。

【第1段階】元々、進駐軍関係のクラブでのバンドや興行に携わっていた関係者が多かった。
その流れを汲み、日本の社交場に出演する日本人のバンドも不足気味になって、フィリピンのバンドや歌手、ダンサーグループなどを入れるようになった。

ここら辺の経緯は、
ちくま文庫 猪野健治著 『興行界の顔役』
角川書店 ロバート・ホワイティング著 『東京アンダーワールド』、『東京アウトサイダーズ』
廣済堂 山本信太郎著 『東京アンダーナイト』
を読むとよく分かります。

【第2段階】その後、フィリピン人の気質が受けて、客席に呼ばれたりすることが多いことに気がついた出演先の経営者などが、ショー出演+社交員補助で活用し始め、本格的なグランド・キャバレーの業界が斜陽化するとともにバンドの需要も激減しはじめた。

ここらで、先の2つに枝分かれをはじめたんです。

前者は、真っ直ぐその道を進んだ。
後者は、手間暇が掛らずリスクも少なくて需要が大きくなってきたフィリピンクラブ向けの招聘へ専業化し、企画モノや公開興行、イベント性の高い仕事から手を引いていった。
この辺りまでは、「呼び屋」あるいは「興行界」「芸能界」のモラルやルールがキッチリしていた。

【第3段階】需要の拡大傾向にあった後者では、業界に元来は縁もゆかりもないところから、儲かると踏んで、店・プロモーター共に新規参入が顕著になる。
それまでは分業制だったのが、お店も当然コストカットと店側の意向に沿うような招聘体制の確立を考えて、プロモーションを自前で作り始める。
当然、競争が激化して、この後者から派生した新顔達は、業界のモラルやルールなんか知らないし、縛られないので、従来のモラルやルールが崩壊しはじめる。

ここら辺で、昭和63年の国賠訴訟ですね。

前者は、その後の職安法に則って、職業紹介事業の許可を受けて芸能の仕事をしている。
ところが、後者の外国人芸能人の招聘に関しては、法務省の扱いになっているので、職業紹介事業の許可業者でなくとも招聘できて、周りは皆商売敵とばかりにバー、クラブ、キャバレーなどでの仕事を根こそぎと言って良いくらいかっさらって行っちゃうし、仕事を取るためには手段も選ばず値段も従来の決まり事もへっちゃらで崩す。

当然、前者は怒る訳です。
前者の権益を欲しいままに蹂躙されるようなそんないい加減な行政法規定を設けている法務省はケシカランとなったんです。

このことは今も尾を引いています。

後者が前者に協力を求めようが、後者が「同じ芸能の仕事に携わっているのだから」などと前者に言っても、「あんた達と我々は考え方から何から全然違うから」となります。全く相手にされません。
話しができるのは、枝分かれまえから業界で仕事をしてきた古参の方々だけです。
それとて、外国人クラブの話題になれば「昔にさ、元に戻ってさ、やんなさいよ。あんたは以前ちゃんとやってきたんだからさ。応援してあげるからさ。」となる訳です。

平成元年の法務省令改正時点での業界の反応は、前者は「同じ業界とは思っていないから関係ない!」、後者は「労働省から法務省が縄張りを分捕っちゃったな。新しい決め事ができちゃって困ったなぁ。まぁ仕方ないか。何とかやって行こう。」、後者の新顔達は、「何か良く分からないが、取り敢えず形だけクリアするようにすれば良いか。役所も適当に騙しちゃえば大丈夫。」と言うところでしょうね。
事前情報を掴んでいるところもなかったようですし、纏まりなんかあったもんじゃなかったんです。

続く・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - Michael

2007/06/04(Mon) 04:42

続き・・・

平成3年だったと思うが、劇症肝炎で死亡したマリークリス・シオソン事件についてヤクザに殺されたとか、虐待と暴行の果てに殺されたと煽られて、フィリピン国内及び政府が態度を硬化させエンターティナーの送り出しについて制限を加えた。
慌てた業界がここら辺で纏まり始めることになるが、出自の違いや立場・考え方の違いで一致団結とは行かない。
フィリピン政府側に媚を売って、自分のところだけ利益に預かろうとする者が続出する中、フィリピン政府側は2万ドルの供託金を積めとか、認定証を英語に翻訳して認証を受けなければダメだとか、烏合の集であることを見透かし、足元を見て巧妙に切り崩し作戦を掛けながら、日本向けエンターティナーの年齢引き上げ、ホワイトカード制度→ARB制度へ移行させながら条件を吊り上げて行くことになります。

業界から法務省に話しをし、法務省も業界をまとめて外郭団体化する気になったのが、平成6年。
プロモーターと風俗営業許可出演先を念頭にして、元広島入管局長を頭に据えた外国人招聘事業者協会とホテル協会が作られた。
協会がプロモーターからの申請を取りまとめ、手数料を徴収して、事前審査し入管へ申請する。
ところが、協会で主流から傍流にされたグループを中心に内部告発やゲバまがいの騒動が発生し、国会でも問題を取り上げられ、入管が吊るし上げられることになった。

入管も顔に泥を塗られ、煮え湯を飲まされたところで、平成7年から8年にかけて、坂中氏を中心とする強硬派が主流派となり、日本全国の業界を片端から調査・摘発に乗り出した訳です。

「風俗営業店への出演は原則として認めない!」とする、平成8年の省令改正案が坂中氏を中心に練られ、入管の旧主流穏健派から業界関係者へ情報が伝わり、各グループが独自にまたある時は連合してロビー活動を行った結果、この省令案は不完全ではあるが骨抜きにされ、坂中氏は実質左遷になった訳です。

この後、業界は多くのグループに分かれ、互いにいがみ合い牽制し合って、基本的には「自分達のグループが他のグループを出し抜いて、如何に利益に預かれるか」ですから、業界全体が一枚岩で纏まりようがなかった訳です。
そこに、自己規制とか秩序とかお題目を並べても、他のグループは会員の取り込みの材料に利用したりと、本当に実行する強固な意志で望むこともなく、拘束力も結束力もなく、甘い方へ甘い方へ、悪い方へ悪い方へとスパイラルに嵌っていったわけです。

坂中氏が東京入管局長だった平成16年の春先には、平成17年の省令改正についても、原案に再び「風俗営業店への出演は原則として認めない!」が入っているようだとの情報が各グループのアンテナに引っ掛かった。
業界患部(敢て幹部とは書きません)はかつてロビー活動で当局の意向を跳ね返し、それまで有力政治家の威光を笠に着て入管幹部を相手に恫喝して言うことを通させた経験から、業界中に危機感を煽る一方で、二匹目のドジョウは獲れる、そうすれば他の敵対的グループを叩き潰して、俺が天下にしてやる!と平清盛ばりに思っていたようですが、奢れる平氏久しからず、官僚からは総すかん、頼みとしてきた有力政治家は鬼籍に入っており、状況分析・判断のミス、戦術の誤りに加えて、禁じ手のパンドラの箱を開け、国家権力を行使しつつ先手先手でマスコミを利用する当局に完敗した結果であると断言できます。

委員長、ビアンキさん、コヤコヤさんの疑問に対する回答を以上から汲み取って頂けますでしょうか?

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - kitahori

2007/06/04(Mon) 09:59

Michaelさん、すごい、業界の成りたちとか歴史や、イロイロな事情が、一般人にもよく理解できる・・・ ありがとうございます

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - 委員長 Home

2007/06/04(Mon) 11:34

おはようございます。
朝一で働いていたので、今になりました。


Michaelさん、本当にありがとうございます。

なるほどです。

わたしもあのブログを造るまでは知らなかったんですが、マドンナとうちの女房のビザが同じってところに驚いたというか、そこのいびつさがこの説明でよく理解できました。

>>この後者から派生した新顔達は、業界のモラルやルールなんか知らないし、縛られないので、従来のモラルやルールが崩壊しはじめる。

>>後者の新顔達は、「何か良く分からないが、取り敢えず形だけクリアするようにすれば良いか。役所も適当に騙しちゃえば大丈夫。」と言うところでしょうね。

わたしが良く“業者”と書くのはこれに当たるわけですね。そうか・・・そうですね・・・完全に3つに分かれるわけだ・・・これでは相手(入管)の弱みにつけ込むのは無理ですね。

確かに、今回の改正でも、大手がまともに芸能人として申請する部分にはかなり気を使っていましたものね。

3回読み返して、しっかり理解しましたm(__)m

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - ももんが

2007/06/04(Mon) 12:34

>この後者から派生した新顔達は、業界のモラルやルールなんか知らないし、縛られないので、

自滅への一途・・・でしたね〜。

そういえばと思い出す事も多々あり、
とても勉強になりました。
 
じつは昨日の朝まで池田公園界隈で飲んでたんですが、
路上で大勢のピノイが客引きのバイトをしており、
店はアルバイトの女性が何件も掛け持ちで回っていて
朝9時までやっている店が何件もあり1時間3000円の
店ばかりでしたね、バイト代も深夜なのに時給1000円の
ところが多かった様ですが、いつまで続くのかな〜。
 
いままでプロモーターと言われてた人達は、
今はなにをしてるのでしょうかね〜。
 

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - コヤコヤ

2007/06/04(Mon) 12:57

Michaelさん、分り易い説明を有難う御座います。

素人からすれば、前者のみで、後者の存在すら知らない人も多いと思います。

>本格的なグランド・キャバレーの業界が斜陽化するとともにバンドの需要も激減しはじめた。

アフターで行く店なんかでフィリピンのバンド入ってますもんね。
本来は、キャバレーやホテルとかであんな感じだったんですね。
あの方達は、エンターティナーだと納得出来ますが、そうでなくなったんですね。

>お店も当然コストカットと店側の意向に沿うような招聘体制の確立を考えて、プロモーションを自前で作り始める。

私なんかだと、お店とプロモがlinkしてるのが、いまいち理解出来ませんでしたが、これで納得です。

>業界患部(敢て幹部とは書きません)はかつてロビー活動で当局の意向を跳ね返し、
>それまで有力政治家の威光を笠に着て入管幹部を相手に恫喝して言うことを通させた経験から、

どんな方達の商売だったのか、何となく読み取れます。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - ビアンキ

2007/06/04(Mon) 15:01

Michaelさん
これは大変ありがたい話ですね。
十数年前の業界の内情がわかりやすい。
このスレ殿堂入りですね。委員長。

>後者は、手間暇が掛らずリスクも少なくて需要が大きくなってきたフィリピンクラブ向けの招聘へ専業化し、企画モノや公開興行、イベント性の高い仕事から手を引いていった。

どの市場でもそうでしょうが
儲かると注目されだしたら金目当ての新規参入がモラルもルールも無視して市場を荒らし荒廃させるのは世の常ですね。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - 委員長 Home

2007/06/04(Mon) 15:23

>>このスレ殿堂入りですね。委員長。

こちらの掲示板でのお話で、サイトのコンセプトとリンクしているものは全てサイトの方に移動し保存してあります。

もちろんこのスレッドも特別枠で残しておくつもりです(^^♪


中には、フィリピン人と結婚する(した)事を『こんなに掘り下げて考える必要はない・・・上手くいってればそれでいいじゃないか』っていう向きもあると思うけど、これは前のサイトのときにも“フィリピンを知ろう http://www13.ocn.ne.jp/~daddyjan/page033.html
”というコンテンツを作ったけど、やっぱり最低限知っておくべき事はあると思う。

ここでMichaelさんが書いてくれた事も、日比国際結婚者(もの)として、知識として役に立つ事はあっても邪魔になる事はないはず。

この中の“日常のフィリピン”の最後に『もしかしたら、日本人の持つフィリピン及びフィリピン人のイメージを悪くしてしまっているのはわたし達なのかもしれません・・・。』って書いて閉めているんだけど、これを書いたのは約4年前だけど、今も全然この考えは変わっていないっていうか確信すら持つようになっています。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - ふん

2007/06/04(Mon) 17:36

Michaelさん ありがとうございます。

善悪とか責任とかという問題というよりも
業に流されていった人々の長い長いドラマって感じ
だな・・・

人間目の前に儲けのネタがあればだれでも手をだすだろう

みたいな・・・
 
こりゃ映画にできますね・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - たぬ爺

2007/06/04(Mon) 22:12

委員長、諸大兄、こんばんは。
ロム専に徹しているたぬ爺です。
学ばせていただきました。
記してお礼申し上げます。
合掌。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - バータ

2007/06/04(Mon) 23:06

私は業界人ではないんで、過去お客さんと言う立場で一言。

ブルー・イエロー・ホワイト・ARB・・・・

何故このように送り出しシステムが変っていったのかは、不法滞在(オーバーステェー)の増加に業を煮やした入管側の要請に基づくものだと思います。

Michaelさんに裏側を分かりやすく教えていただきました。
それを受けて政治的なことも含めるとしたら、
「不法滞在者の増加に対してフィリピン側には厳格に対処するように要請しました♪これで不法滞在者は減少します。
でも数字になって現れるのは数年後ですからそれまで様子を見てね♪」
って感じで毎回事が運んで行ったような気がする。

そして今、他国人労働者受け入れについて真剣に議論される中、さすがに今回は入管硬派の勝利。

しかし今までの流れの中で、フィリピンサイドの責任も大きいですね。

OFWと言う視点から見ても、ジャパ行きに関しては別枠みたいな感覚を持っていたような気がします。

と言うかメイド職を含めた全般にいえたかも知れません。

フィリピン側から見てもOFWに関しては大きく舵を切り始めたと思ってるんで、今後フィリピンパブの復権はありえないと信じてます。

わたし自身フィリピンパブやOPAsがアメリカが指摘するような人身売買に該当するものだと捉えてません。

20万円がファーストタイマーの手元に来るときには5万円になっていたとしても、UAEなどに出かけるメイドOFWに比べればはるかに高給です。
プラス不労所得も望める。

しかし大抵のOFWに対して、送り出し側受け入れ側とも斡旋料などのコミッションは発生しますが、日本のそれは酷すぎました。

またその上で不労所得の魅力をOFWに無視しろと言ってもそれこそ無理な話で、タレント達にとってはそこが最高の魅力であり、結果今のような男女関係の形態になってしまった。

中間搾取が最低限に抑えられ、タレント達も金よりプライドを優先できる業界だったら今は変っていたでしょう。

当時(80年後半以降)OSが爆発的に増えたのは、正規に雇用されるより飛び込みで働いた方が数倍稼げるからが理由だと思います。

OSの増加の為に日本の要請でシステムの変更・・・
結果またOSが増えるという悪循環。

ブルーからイエローへのシステム変換・・
こいつはけして悪いものではなかったと思ってますが、日本大使館にビザ申請が殺到したが故に、自分の順番が来るまで時間がかかるようになってしまった。
だから帰国したら次に日本へくるのに時間がかかってしまうから、
「じゃ〜帰らないでOSしよう♪」
ってタレントが増えた。
どんどんタレント自身、業界自身が自ら首を絞めていった。

帰りたくなれば自分で出頭すればよい。
万が一摘発されてもなんて事はないわけで、フィリピンサイドとして偽装書類の検査体制なども含めて、強制送還されたものについては厳罰にするとかきっちり政策を打ち出せばまた違ったものになっていたでしょう。

いずれにしても興業ビザ(タレント)に関してはこれが最後になると信じてる・・・と言うか願ってます。

何時の日か、きちんと人権、権利がしっかりと保証された本当のOFWとして働けるのであれば大歓迎だし、それを望みます。

しかし今後注視して行かねばならないのは、研修制度や介護士の分野でしよう。

悲しいかな客先の事業主から悪い話が飛び込んでます。
当人は自社の利益(金儲け)の視点からみてるようですが・・・・・

話が大きくずれたと思いますが、委員長、皆さん、ご容赦くださいm(_ _)m

追伸

不法残留を助長する素人の取り締りも強化すべし。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - Michael

2007/06/05(Tue) 03:01

これまでの業界の流れを一通り御説明したので、あくまでも業界に身を置いていた一個人の認識として、書き込まれていた疑問について解説を試みてみようと思います。

パスポートの(プロダクション、出演店での)預かりについて
失踪防止の意味も多少は含まれていましたが、どちらかと言えば、本人が持ち歩いていて紛失することを懸念しての措置として捉えていました。
サラリーの帰国直前の空港渡しは、確かに失踪防止を念頭に置いていました。
外国人登録証などは1年に7〜8件の紛失があり、その都度再発行手続をしていましたし、財布、携帯、ポーチ、貴金属、金銭などの紛失は枚挙に暇がないほどでした。(日本にいる気の緩みなのかもしれませんが、寮や控室での紛失盗難も多く、決まって犯人捜しが始まりました。私供では「犯人捜しを我々がするのはいやだから、警察を呼びたければ呼んで捜査してもらう」、「フィリピンの家の中でも大事なものを不用意に人目につくところなどに放置したりしないでしょ。それは日本でも同じこと。もし無くして困るものなら、プロモーターか店で預かる。そうしないで無くなってもそれは誰が悪いのでもなく、自分の責任。だから、犯人探しで皆が嫌な思いをするようなことはできないからね。」と言うスタンスでした。)
比大使館でも、芸能人のパスポートは帰国のチケットおよび比芸能人資格証(ブルーカード、イエローカード、ホワイトカード、後にはARB)と共に耐火金庫で保管せよ、と指導していました。
もし紛失すれば、比大使館での再発行は、提出を求められる書類を含めた手続きは煩雑を極め、時間も非常に懸かります。再発行されたパスポートに当然、入管で証印転記に必要となる書類の作成もしなければなりません。
タイミングが悪ければ、期間更新や外国人登録の申請や受領すら不可能となり、渡航証明書(トラベルアフィダビッド)で中途帰国せざるを得ません。
こうなればタレント本人、出演店、プロモーター共通の不利益にしかなりません。
平成9年に確か全芸連の理事会が仙台で行われた際に、警察庁からの講師が来て風俗犯罪に関する説明会が開かれ、席上、借金を負わせたり、パスポートを強制的に取り上げるなどは旅券法にも違反するとの解説があった。但し、外登法により外国人登録証を所持していて有効な在留資格を有していることが明らかな場合、本人が同意し依頼によって紛失防止のために保管することについてまでは違法とは言えない。との見解が示されていました。(今は両方を常時携帯していなければ警察は職質で納得しないみたいな感じですね。)
これを受けて、私のいた会社では、入国後2〜3日の内に区役所で外国人登録証を申請し、2週間〜3週間後の交付時にパスポートを引き換えに預かり、タレント達には外国人登録証を常時携帯するように指導していたのが事実でした。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - Michael

2007/06/05(Tue) 03:03

タレントのサラリーについて(1)
法務省の入管法省令基準で月額20万円以上の報酬をタレント本人が受け取ること、となっていますが、これは風俗営業許可店や民族料理店を出演先として演劇、演芸、歌謡、舞踊又は演奏(演劇等)を行う場合。
演劇等の興行に係わる活動、例えばプロスポーツ選手、監督、コーチ、トレーナーなど、あるいは興行に係わる活動以外の芸能活動、例えば宣伝活動、モデル、撮影隊一行、テレビタレントなどに関しては、日本人が従事する場合に受ける報酬と同等額以上の報酬を受けること、になっています。
その他の資格でも金額が具体的に明示されているケースは特定活動の30万円以上(これは明確なものではない)とされているケースがあるくらいで、省令全体を通しても極めて例外的な記載です。
日本人でも平均給与を地域的に見たって格差がある。沖縄などは15万円ぐらいじゃないでしょうか。沖縄でも外国人クラブがある。それでも入管法省令基準上は月額20万円以上と規定しなければならず蓋然性がない訳です。日本では地域格差以外でも当然、職階や技能によっても給料が違う訳です。
当局は月額20万円以上の報酬を義務づけることで、搾取対策と言いたいわけですが、逆に形式だけ整えさせることになって、隠蔽・偽装のもとになっていますね。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - Michael

2007/06/05(Tue) 03:05

タレントのサラリーについて(2)
誰か(悪徳マネージャーがほとんどでしょうかね)に悪知恵を吹き込まれたタレントが入国早々に大使館に駆け込むことがあります。同伴を強制されたとか、トップレスを強制されたとか、店のオーナーからセクハラを受けた、同伴指名バック・ドリンクバックをもらえない、音あわせで長時間練習させられたがオーバータイムの手当てをくれない、ショータイム以外は控室から出してもらえない、店を掃除させられたetc. そうするとタレントの訴えが事実であろうが無かろうがフィリピン大使館側はこの基準省令の規定を根拠に契約期間に支払われるべきサラリーを全部払え、さもなければフィリピンからタレントを呼ぶことができないように処置する。なんて具合でしたね。

タレントのサラリーについて(3)
マリークリス・シオソン事件くらいまでは、ファーストタイマーの平均的契約サラリーは400〜500米ドルだったと思います。
フィリピン政府の出国規制で、ファーストタイマーの平均的契約サラリーは700〜900米ドルに高騰。
ARB制度開始によって、少なかったARB保持者の争奪合戦で再度急激に高騰し、ファーストタイマーの平均的契約サラリーは1000〜1300米ドルへ。
需給状況が落ち着いて、ファーストタイマーの平均的契約サラリーは800〜1100米ドル程度だったでしょうか。一方でトントンさんが言っていたように、タイマーで所謂、特Aクラスだと3000米ドル近いタレントも確かにいましたね。
この「契約サラリー」は額面じゃない、即ち税込じゃありません。
また、この「契約サラリー」はオーディション時に決まります。
そして、この「契約サラリー」には、インターナショナルエージェンシーのコミッションが載っていることもあり、当然のようにマネージャーのコミッションやマネージャーが貸していた金銭などの返済充当分も含まれています。POEAでは、タレントとマネージャーとの契約に基づく手数料徴収について、確か3年間認めていた筈です。
例えば、あるファーストタイマーの契約サラリーは1000米ドル、内訳は、インター100ドル+マネージャーコミッション300ドル+マネージャーの貸金返済分250ドルで、本人手取350ドルなんて言う事も有る訳です。
私共の会社が付き合っていたインターナショナルエージェンシーでは、オーディションの時に決めた契約サラリーの内訳はどんなに執拗に聞いても絶対に言わなかった。しかし、帰国が近づくと、直接幾らを銀行送金で送ってくれとか、別封筒に入れて本人に持参させてくれとかの備考が書き込まれた請求書が送られてくるので大体は内訳の察しがついて、タレント本人に確認すると大方は合っていましたね。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - Michael

2007/06/05(Tue) 04:10

タレントのサラリーについて(3)マネージャーは悪いのか?
よくタレントからも「私のマネージャーは悪い。一生懸命働いているのはこの私なのに月に400ドルもコミッションを取って行っちゃう。私かわいそうでしょ?」とか、お客さんも「マネージャーは本当に可哀想なことをする。金の亡者だ。血も涙もない奴らだ。」なんて聞きましたし、この私も業界に足を突っ込んだ当初は凄い搾取をするものだな。と思いました。
中には本当に血も涙も無いようなマネージャーもいるんですが、よくよく事情が分かってくると頷ける事がほとんどなのです。

まず、地方へまで出掛けて将来光りそうな人材を探してリクルートしに行くわけです。
めぼしい素材が見つかる時もあれば見つからない時もある。でも経費は間違いなく掛かる。
めぼしい素材がいたとして、家族も本人も希望した場合、マネージャー宅やプロダクションまでの旅費がないから立て替える。
家族から一時金が欲しいと懇願されてお金を前貸しとして置いてくることもある。道中の食事も食べさせる。
マネージャー宅やプロダクションの寮で寝泊りさせ、食事もさせる。病気になれば薬も買い与える。
ARB取得のためのレッスン場が離れていれば、往復のジプニー代も立替支給。当然レッスン費用も立替。
ARB取得が近づくと出入のインターナショナルエージェンシーからオーディションの声が掛かると、化粧品、衣装、宣材写真の撮影、移動経費の立替発生。ブッキングが決まらず長期になると、一時帰郷の往復旅費やお土産代や前借金の立替発生。
ブッキングが決まると、出生証明書、洗礼証明書、パスポートの取得などの費用も立替。
認定証が交付され、ビザが発給されて、日本側からのキャッシュ・アドバンスが届いてもまずインターナショナルエージェンシーが必要経費や諸費用を差し引かれ、残りから回収できるだけを徴収。
そんなサイクルの中で10人育てはじめても2〜3人は途中でギブアップしたり、病気になって育成を断念したり、逃げ出したり、妊娠したり、投下資金を回収したくても何も無い人間から回収不能です。
更に、どうしてもブッキングが決まらない人間は1〜2人出てくる。
生活の糧としてやっていることで慈善事業ではないから、ブッキングの決まる人間にコミッションとして振り分けて転嫁し投下資金を回収した上に利益を稼ぎ出さなければならない。

タレント達もいけない。
ほとんどの場合、費用部分はほぼ全てマネージャーにおんぶに抱っこ。これは最初から双方承知の上なので仕方ないとも言えます。
主体となって働くことになるにも拘らず、自分が海外に行くために必要な書類の作成や取得も、手続きも、段取りも、流れも、マネージャーやインター任せで理解しようとすらしないことが非常に多い。
マネージャーとの契約が切れたらフリーランスになりたいと言いながら、何も理解していないし、自分の経歴がどのようになっているすらもしらないから、またマネージャーとの腐れ縁を続けなければならなくなる。
いつまでもタレントを続けて行けないのだから、将来のためにキープしておくんだよと毎回アドバイスしても、日本で稼いだサラリーを全部家族にあげて(吸い取られて)、アッと言う間に無くなってしまうことを際限なく繰り返してしまう人間も多かったですね。状況が分かっているから責められないですが。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート3 - 委員長 Home

2007/06/05(Tue) 07:56

おはようございます。

いや〜、朝起きましてこちらを覗きましたら、Michaelさんのまたまた非常によくわかるお話に出会えまして、感謝感激です。

やっぱりこのサイトを始めてよかったなと、再確認しています。


で、バータさんがお書きになられた>>『しかし今までの流れの中で、フィリピンサイドの責任も大きいですね。』っていう部分も、本当に再度検証しなくてはいけないものだと思いますね。

確かに「卵が先か鶏が先か」的な見方も出来るわけですが、Michaelさんが最後に書かれている>>『いつまでもタレントを続けて行けないのだから、将来のためにキープしておくんだよと毎回アドバイスしても、日本で稼いだサラリーを全部家族にあげて(吸い取られて)、アッと言う間に無くなってしまうことを際限なく繰り返してしまう人間も多かったですね。状況が分かっているから責められないですが。 』っていう部分にも繋がると思うんですね。

OFW政策については、確かに内需拡大がなかなか期待できない状況で“外貨獲得”という観点からは、わたしも理解できないこともありません。

しかし、これで得た外貨ってほとんどが“消費”の為に費やされてしまっている感しかありません。

これを吸い上げるためのフィリピンサイドの装置が“SM”に代表される、自国の国民総生産から見るとあまりに不釣合いな巨大ショッピングモールではないかと言ったら言いすぎでしょうか・・・

日本人の旦那や彼氏(もどきも含む)が汗水たらして働いて、その中から毎月3万程度を仕送っている立場で、フィリピンに行って、あのショッピングモールに立ち入ると「俺が送っているお金っていったい何…」っていう素朴な疑問が起きてきませんか・・・


『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - コヤコヤ

2007/06/05(Tue) 10:46

みなさま おはようございます。

委員長、スレッドが、また満タンなので、新規に立てさせて頂きます。

Michaelさん、丁寧な説明有難う御座います。

将来光りそうな人材が欲しいのは理解出来ますが、普通、雇用面接でも、ある程度信頼できる人間を採用するのが常識で、全体を読んでると、自分の出生証明や身分証明書も取得や管理も出来ないような程度の人材を採用してると感じるんです。
例えばマドンナだって35ドル片手に都会へ出てきたって話もありますが、自分の身分証明書くらいは自分で所得して管理出来たと思いますよ。
こういうのは事前に投資って事もありますが、稼げて3000ドルの世界で、食事から寮から旅費まで面倒見たら採算が取れなくなるのは目に見えてると思います。
そういうのも含めてのスカウトだと思うんですよね。

で、うちの嫁に聞いたら、ARBは、レッスンを真面目に受けないで下手な子でも受かってたと言うんです。
実は、形だけのARBだったような感じにも思えます。ショータイムだって実際には無い店も多かったし、ある店でも全員が行わないですもんね。
将来光りそうな人材ってのが、エンターティナーとしてではなく別の意味でだったのではなのか?

そういうのを何処かへ置いといて、業界側も金に成りそうな人材ならば誰でも良い、相手も相手だから規則でガードするれば良いって考えに感じます。
でも、これって我々の日常の仕事とは、懸け離れてると思います。


>送っている立場で、フィリピンに行って、あのショッピングモールに立ち入ると「俺が送っているお金っていったい何…」っていう素朴な疑問が起きてきませんか・・・

あのデカさには驚きますね。ホテルに滞在してレストランでご飯を食べてると、それ程、日本の物価と変わらないように思います。
何日か買い物して遊んだら10万なんて直ぐに無くなりますね。そう考えると、やはり日本への出稼ぎで半年働いて1500ドルってのは少ないと思います。
貧乏基準で考えたらOKなだけで、じゃー高度な仕事で例えば医療関係(USAなど)に出稼ぎしてる人達のサラリーと比べたら、どの位の差があるかと興味があります。

余談
それと、うちの嫁も委員長やビアンキさんのおっしゃるような、親が娘をプロモへってのも事実だと言ってました。
もっと酷いのが、親に身体を売られた娘、その本人が嫁の知り合いにいるそうです。驚きです。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - ビアンキ

2007/06/05(Tue) 13:17

Michaelさん
やっぱりそうですよねぇ 苦笑
タレント可哀想派に幾度となく言い続けましたが
意外なことに経営サイドもタレント可哀想派が多くてウンザリしてました。

若くてカワイイ子のいう事はすぐに鵜呑みにしちゃう。それが沼に引っ張られるきっかけになるともしらずに・・

限りなく自分に近い感覚を持った人間に会えた気がします・・

あとコヤコヤさん

>将来光りそうな人材が欲しいのは理解出来ますが、普通、雇用面接でも、ある程度信頼できる人間を採用するのが常識で、全体を読んでると、自分の出生証明や身分証明書も取得や管理も出来ないような程度の人材を採用してると感じるんです。

比国はコヤコヤさんの仰るような「その程度」の人間が大半を占めています。

オーディションについてもここで話したかもしれませんが、オーディションには、ある意味、最高の状態を持って望むわけです。(日本の面接でも一緒でしょ?)
信頼なんて築き上げるものですからね。
スカウトやオーディションだけで人柄や生活態度が見抜けるわけがない。逆にそれだけで見抜けるなら教えを請いたい。

我々が6ヶ月共同生活しても本性見せない子も多数居ますよ。彼女達にとっては私すら金を巻き上げる対象ですから・・
ニコニコして甘えてれば自分の待遇がよくなると経験でわかっているからです。

>何日か買い物して遊んだら10万なんて直ぐに無くなりますね。そう考えると、やはり日本への出稼ぎで半年働いて1500ドルってのは少ないと思います。
貧乏基準で考えたらOKなだけで、じゃー高度な仕事で例えば医療関係(USAなど)に出稼ぎしてる人達のサラリーと比べたら、どの位の差があるかと興味があります。

高度な仕事と比べたらキリがないような気がするんですが・・
高度な仕事をするにはそれなりの能力が必要です。
単純に比較できないでしょう?

ちなみにビルゲイツは時給約1250万円でしたが 笑

まぁ単純に手取りが1500ドルと聞くだけじゃ少ないでしょうね。(めちゃくちゃ少ない部類です)
実際我々が払っている金、彼女達が持って帰る金はもっと大きいですよ。
我々が払っている金で言えば、彼女たちの食事代、光熱費、家賃。彼女達は基本的に一銭も払ってないです。
彼女達が仕事で必要な費用(携帯代、交通費、化粧や衣装代、ストッキングなど)もほとんど払ってない。

日本人で例えても給料が丸々貯金できるくらい待遇がいいのってそんなにないですね。

ウチでの基準でいうとタレントは半年で平均40万〜60万円以上の現金は持って帰ります。(当方地方都市)
彼女達と同能力、同世代の日本人が半年で貯めるのにはちょっとと苦労するでしょうね。
おまけに複数のお客さんと個人ODAの約束なんかもしちゃう。帰国後の失業保険代わりにはとりあえずは安心。

我々の基準で言っても彼女達ぐらいの学歴、能力で
絶対に支給される給料が月に手取りで4万〜10万以上(最低3ヶ月は保障)
バックマージンが月で数万以上、客から巻き上げたチップやお土産も数万以上ってのは魅力的です。

日本の貧乏基準のワーキングプア、ネットカフェ難民、マック難民よりよっぽど良い待遇です。

それよりもっと近い仕事や基準で言うと
日本人のキャバ嬢でしょうが、寮生活もできるところがあるとはいえ、基本的に全て自腹ですからね。

ペナルティはキャストにもありますよ。
オシャレも金のかけ方も違うし・・競争は激しいです。後、雇う側としても素行不良だったりすると簡単にクビにできるし。
一番はOSなんかの心配はない。逃亡はするけど 笑
タレントだとよっぽどの事がない限り3ヶ月の給料は保証しないといけないですから(飛行機代なども含む)

コヤコヤさんちょっとですね・・
タレントが可哀想って気持ちはわかるんですが
業界憎しのあまりに、なんか都合の良いこと言いすぎ感がします。

>何日か買い物して遊んだら10万なんて直ぐに無くなりますね。
これだって日本人が日本で100万で同じことしてもすぐなくなりますよ。

問題は金の使い方なんだとおもいますが。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - 委員長 Home

2007/06/05(Tue) 13:36

いよいよ“パート4”にまでなりましたね(^^♪

>>うちの嫁に聞いたら、ARBは、レッスンを真面目に受けないで下手な子でも受かってたと言うんです。
実は、形だけのARBだったような感じにも思えます。

ある在比の方に聞いた話ですが、まずARB自体にも裏があるのと、ダメだったらある期間受けれなくなるので、しばらくしたら違う名前で受けさせたりとか、残念ながらそんなレベルみたいです。

>>そう考えると、やはり日本への出稼ぎで半年働いて1500ドルってのは少ないと思います。
貧乏基準で考えたらOKなだけで、じゃー高度な仕事で例えば医療関係(USAなど)に出稼ぎしてる人達のサラリーと比べたら、どの位の差があるかと興味があります。

OPAって前にも書きましたが、果たして本当にOFWの中に入れてもらっているのか微妙なものだと思うんですね。

まず、OFWの中では圧倒的に低年齢でチャンスがあります・・・学歴もいらない・・・ARBを資格とするかどうかは上に書いたとおり微妙な話で、医療関係などの出稼ぎ者に比べると特別なスキルを習得している必要もない・・・だからある層以下の環境に集中しているわけです。

この辺りもある層以上のフィリピン人自身も、OPAを心から認められない理由のひとつでしょうかね。

で、確かにサラリーは結果的に月5万程度だけど、バータさんが書かれているように>>『プラス不労所得も望める。』の部分があるわけです。

帰国後も、その前職(タレント)の恩恵として、なんと毎月仕送りしてくれる現地人(日本人)を確保する事も出来るわけで、これは他の業種のOFWには、ほとんど考えられないものでしょうね。


でで、やっぱり「ずるい奴」がどの分野でもというか、この日本とフィリピンとの興行ビザを通して介在するすべての関係者(タレント本人や客自身も含めて)の中に一部存在してしまっていて、しかもそれがなんとなく主流派となってしまっていたという現実に大きな問題があったのではないでしょうかね・・・

だから、あの時点(05年3月)では、もう誰が悪いという事ではなく、もう全てが悪いって理解した方が、良い様な気がします。


(これ書いている間にビアンキさんの投稿がありましたが、それは読まないで投稿したんですが、なんか予期して書いたみたいでちょっとビックリ・・・です。)

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - バータ

2007/06/05(Tue) 15:06

Michaelさんの解り易く、詳しい解説に感謝です。

色んなファクターが混在し始めましたね。

ARB・・・つまりは芸歴を証明するものでしょう?
それにレッスンと試験が組み合わさった。

様々に改善策が取られて、尚且つ効果を発揮しなかった要因は、フィリピンの書類が全て「本物の偽物」が作れるって所に言及しちゃっても良いでしょう。

この点はPOEAやDOLEばかりを責められなくて、国家的な責任と言ってもよいのかも知れません。

大使館側の要請で、POEAは偽造書類を提出したエージェンシーを数十店舗も営業停止にしたりはしたけど、それらを承知の上で当時は一人でも多く送り出そうとしていた節がある。

アキノの時代はフィリピン全体がそれどころではなかったのかも知れない。
ラモスの時代は「OFW政策は私の政策ではない」と言い切り無関心。

映画俳優出身のエスとラーダはOFWを「ヒーローだと称賛した」

それからもう15年以上前だけど、千葉のクラブでエストラーダやボン・レビリャなんて見かけた事がありましたよ(笑)

経済的な内政事情が主なんでしょうが、そんな流れもあってフィリピン自身もこの分野には触れなかった??触れたがらなかった?
なんて事を時々思います。

そこにお嬢様のアロヨ大統領の登場。

>OPAって前にも書きましたが、果たして本当にOFWの中に入れてもらっているのか微妙なものだと思うんですね。

800万人いるといわれるOFWs・・・
最盛期でもタレントだけで言えば、日本だけならその1%位でしたよね?

>だから、あの時点(05年3月)では、もう誰が悪いという事ではなく、もう全てが悪いって理解した方が、良い様な気がします。

その様ですね。
で、私達夫婦の中でフィリピンパブはもう全てが過去形なんで、これ以上この話題には参加しません(笑)

掲示板の趣旨から言って関連しないテーマなんで、ここで取り上げられる事はないと思いますが、
学歴もない、スキルもない(自身の責任ではない)彼女達の行く末と言うか、OFW全体の方向性に非常に興味があります。

あ、関連がなくもないか・・・
偽装結婚その他へ流れる現状もありますからね。
興業ビザ厳格化の波紋は、看護師は別にしても介護福祉士にも黒い影が広がりつつありましたね(苦笑)

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - ビアンキ

2007/06/05(Tue) 15:18

まぁARBの時は一応は練習はしてましたからね。
今のクラブ証明なんて本当に意味ないですよ。
本当に歌えない踊れないタレントが一気に増えましたからね。
やることないから家でメシ喰ってSEXして寝てるだけ・・

そして、いざ飛んできたらオーディションの時とは似ても似つかない丸々と太った豚。そんな身体で踊れるの?ってなってますからね。

いくらなんでもこれだけ非難されて
逆行っちゃいけないでしょう。逆行っちゃ・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - Michael

2007/06/05(Tue) 19:40

委員長、皆様こんばんわ。

コヤコヤさんの ↓ コメントに反応しますと、

> で、うちの嫁に聞いたら、ARBは、レッスンを真面目に受けないで下手な子でも受かってたと言うんです。
> 実は、形だけのARBだったような感じにも思えます。ショータイムだって実際には無い店も多かったし、ある店でも全員が行わないですもんね。
> 将来光りそうな人材ってのが、エンターティナーとしてではなく別の意味でだったのではなのか?

ブルーカード、イエローカードの時分は、歌手なら歌唱力、ダンサーならダンスの力量・表現力、バンドは聞き応えのある演奏とヴォーカル、と言う様に技量の部分では大方、クリアしていたと思います。
それでも正直申し上げてダブル、トリプルでパスポートや芸能人証を所持して順繰りに使って来日していたケースもあったのは見聞きしています。
彼等の中には間を開けずに稼ぎに来るための手段としてそうやって努力?していた訳です。

ところが、フィリピンで制度上の芸能人資格証が存在しなくなった空白期間がありました。
ホワイトカード、ARBまでの一時期です。
入管申請に際しては、経歴書、日本以外の外国で2年以上の経歴を証明するためのクラブなどでの出演証明、現地での公演状況写真(ステージ写真)、出生証明などでした。
この時期に相当数のエセ芸能人が大量に作り上げられた。
状況が判りはじめた在比日本大使館や入管でも審査が厳格化し、在比日本大使館では出演証明を出している店舗等が実在するのか、本当に公演を行っているのかなどを調査し、ブラックリストも作成されました。
ARBを特別扱いしなくなった現在も同様で現地出演証明についてブラックリストが存在していますから、ほぼ同様の状況だと思います。

なぜそうなったかと言えば、出演店がOPAs(Over seas Performing Artists)に求める資質や仕事の内容が変わったからです。
ショーを求めなくなり、技量があるかないかは関係なくなり、歌が下手でも、踊りが下手でも日本に来るために必要な書類などの要件をクリアできればよかった。
だから、容姿がブッキングの第一条件となった。
接客専業化です。
そのためには手っ取り早く、必要書類を買ってしまう者も存在した。日比の業界関係者の中には恒常的にこの手を使っていた者もいた。

日本を基準に物事を考えると、なんでこんなにいい加減なのか!となりますが、日本ほど個人に関する証明システムが確立している国はないでしょうね。
世界に冠たる戸籍や住民票システムが存在する。
社会システムにしても、官僚社会主義と言ってよいと思えるほど高度になっている。
我々日本人一般も、入管などの役所も、このような日本の状況を基準にして、外国人に要求するし、規定を作るのですから、基準が高すぎると言えば高すぎると言えます。
米国の社会保障カードや韓国の戸籍制度よりもはるかに日本のそれは緻密に確立していると思います。
それからすれば、フィリピンの状況というのは特に遅れているとも、いい加減とも言い難い。
現在は、遅れをとりはじめているのは事実ですね。
なにせパスポートが手書きで作られているような国は、珍しくなってきていますからね。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - バータ

2007/06/05(Tue) 23:02

ごめんなさい。
もう書かないと言ったのに、昔の記憶が蘇ってきてしまい、折角のスレッドなんでまた書かせて下さいm(_ _)m

>それでも正直申し上げてダブル、トリプルでパスポートや芸能人証を所持して順繰りに使って来日していたケースもあったのは見聞きしています。
彼等の中には間を開けずに稼ぎに来るための手段としてそうやって努力?していた訳です。

故にブルーからイエローに代わったこと自体は評価したんです。
ブルー時代に行なわれていた裏技を使えなくする為のイエローだった。
制度自体は良かったんです・・・・制度自体は・・・

ブルー時代は2ヵ月ごとの査証更新で最長6ヶ月。
帰国後6ヶ月は日本への再入国は出来ない。
故にタイムラグをおかずに日本へいけるように、幾つものパスポートや幾つものブルーカードを持つようになる。

日本大使館がブルーカードの偽造が出来ないように要請してイエローに代わったのが88年。

新規にOPAになろうと言う子は別にして、経験者は今までフィリピンで6ヶ月待機せずとも、一枚のイエローカードで一年間は自由に日本へいけるようになる。

しかし誤算だったのは日本大使館に申請が殺到した為に、今まではイリーガルながら待機することなく日本へ来る事が出来たのが、書類の処理上3ヶ月〜の待機期間が自然発生。
その結果さらにランナウェーが増えた。

91年・・・マリクリス事件のちょっと前。
ちょうどその頃なんです。
ぺナ覚悟であと一回のローカルとの契約を破棄してアサワ・コが私と結婚したのは。

たった3ヶ月ちょっとのタイムラグ(無収入)
そしてその先のOPAの行く先を考えた時、私との結婚を間違いなく天秤にかけた筈です・・・
と言うかアサワ・コが後に暴露しました(笑)

でも当時は(19歳)、ローカルとのぺナや付き合いの問題も有ったけど、これからまだまだ稼げるかも知れないし、もっと幸せにしてくれる男性(良い男)とめぐりあえるかもしれない可能性と、私との結婚を天秤にと言う意味ですよ。
まだまだ普通の恋愛感情が多く存在していた時代ではなかったかと勝手に思ってますが今はどうだろう?
貧富の差やアイデンティティーの違いによる結婚後の問題は今と変わらないだろうけど、さらに真実の愛を見つける事が困難になってるのは間違いがないでしょう?

比日国際結婚事情も、91年のマリクリス事件以降大きく変わりましたね。
フィリピンの国内世論やPOEAやDOLEの対応も混乱し、フィリピンサイドで半年以上送り出し業務がが停止してしまった。
ここでフィリピンへ帰ったら、二度と日本へこれないのではないかと言う憶測が一気にOSを増加させた。
偽装とまでは言いませんが、第一次駆け込み隊発足と言ってもよいかも知れません。
で、アサワ・コもその一人であったかもしれないけど駆け込み隊と言う意味では、部隊の生存率はまだ高かった。

日本大使館はさらにPOEAに要請、2年以上の芸歴を証明するクラブ・サティフィケートをつける事を義務付け、DOLEは23歳以下のタレントについて証明書の取得の義務付け、DFA(外務省)はパスポートの発給を厳しくした。
これが92年〜93年ごろの話でMichaelさんが仰るホワイトカード時代であり、ARBが始まる94年までの空白期間だと思います。
ARB施行後に第二次駆け込み隊が編成され、生存率はさらに悪化。
で、05年の更なる厳格化による第3次駆け込み隊であり尚且つしんがり・・・・生存率はまだ不明。
ひょっとすると偽装という部分を含めると数字上の生存率はあまり落ちないかも知れない???

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - バータ

2007/06/05(Tue) 23:19

私は精々この程度の認識なんですが、そうやって見てくると全ての興業ビザの厳格化はOSの増加の為。

で、OSの増加の一番の原因がコミッションの多さによるタレントの手取りの少なさ。

OSで稼いだ方が数倍も稼げるし、それらOSに対しての入管の取締りの甘さもOSを助長させた要因で、その入管の足を鈍らせたのは業界との癒着による一部政治家の圧力。

今となってはどうでも良いことですが、これから本格的に他国人労働者を受け入ればならないであろう日本。
OFWに言及するのであれば、やはりこれから先の他国人受け入れ行政は全て不法滞在者の減少にかかっているといっても過言ではない位に私は考えてます。

興業ビザが厳格になっていった責任の所在なんかどうでも良いです。
そこから何を教訓とするかではないかと思います。

EPAにおける人の移動、そして研修制度・・
またいつか来るかもしれない単純労働者の受け入れ。
比日という事で見れば、興業ビザがたどった過程が良い教科書になると思います。
それらは個人レベルのみならず、送り出し国、受け入れ国とも・・・

EPAにおける看護師や介護福祉士。
給料面では日本人と同等かそれ以上とされています。

これは安価な労働力としての受け入れ・・・
つまりは人身売買ではないとアピールしているのと、労働市場の価格破壊を防ぐ為ですが、船員などの優良な分野は別として日本が参考にすべきは興業分野と研修制度での失敗。

フィリピン側だって同じこと。
そうせざるえなかった経済的な内政事情がなければ、タレント一人一人がフィリピンの親善大使になりえたのに。

>それらは個人レベルのみならず、

個人レベルとは、不法滞在や就労助長を意味するんですが、絶対に将来の比日関係にプラスにはならないという思いからです。
これからフィリピンが何をするのか、日本が何をするのかしっかりとウォッチして行きましょう。

今タレントと付き合っている人、まさに結婚を考え悩んでいる人・・・・
いや・・止めときます(笑)

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - コヤコヤ

2007/06/06(Wed) 00:16

すいません。レス遅くなりました。

ビアンキさんへ

委員長の言うように、鶏と卵のどちらが先かは知りませんが、やはり「ずるい」世界になってしまったんだと思いますよ。
で、あなたは管理する側なのに、「やることないから家でメシ喰ってSEXして寝てるだけ・・」って発言は、どうかと思いますよ?
まあ、流れでなってしまったのは理解出来ますが・・・

>信頼なんて築き上げるものですからね。
>スカウトやオーディションだけで人柄や生活態度が見抜けるわけがない。逆にそれだけで見抜けるなら教えを請いたい。

まあ、だから試用期間ってのもあるんですけどね?
それは別としても、見抜けない数が殆どで、それを承知でって観点が、私には理解出来ません。
多分、このズレは、埋まらないと思います。

>高度な仕事をするにはそれなりの能力が必要です。
>単純に比較できないでしょう?

そうですが、どの位の違うのか興味があったのです。
日本でも受け入れるかもしれない医療関係・・・医者とか看護士とか介護士などとの比較です。

>コヤコヤさんちょっとですね・・
>タレントが可哀想って気持ちはわかるんですが
>業界憎しのあまりに、なんか都合の良いこと言いすぎ感がします。

私は、タレント寄りだと思いますが、業界は、憎くないです。バータさんと似たような考えです。
結婚したら関わるな派とでもいうのか、基本的には、もう関係ないし関わりたくないってだけです。
で、これ以上、PPを目的とした偽装結婚などで、その他のことの状況が悪化して欲しくないと願うだけです。
ただ日比結婚ではPPが出会いの場となることも多いので、ここでもテーマは、外せない考えて書き込んだのです。

>おまけに複数のお客さんと個人ODAの約束なんかもしちゃう。帰国後の失業保険代わりにはとりあえずは安心。

これを混ぜるから、悪循環だと思うんですよね。こういうのは、無しと考えないと・・・
メチャクチャなんですね。本当に・・・


Michaelさんへ

素人の私の知りたかったポイントが押さえられてて理解し易い回答を有難う御座います。m(_ _)m

>日本を基準に物事を考えると、なんでこんなにいい加減なのか!となりますが、日本ほど個人に関する証明システムが確立している国はないでしょうね。

これは、勉強になりました。確かに私のパスポートに関する見方も日本基準なのだと思います。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - ビアンキ Home

2007/06/06(Wed) 01:36

とりあえず一連の流れを見てコヤコヤさんが
全く読んでないのが分かりました。

これだけおんぶに抱っこ状態で我侭放題のタレント
の現状を説明して未だに可哀想論ですか。

>で、あなたは管理する側なのに、「やることないから家でメシ喰ってSEXして寝てるだけ・・」って発言は、どうかと思いますよ?

これは店の管轄じゃないからしようがないです。
あなただって、これから自分の職場に来る新入派遣社員の私生活まで管理できるのですか?

派遣元と雇用契約結んでいるにも関わらず
いざ派遣されてくると
太ってダンスができない。
また計画性もなく妊娠して来日できない。

これをそう言って何が悪いのですか?
契約違反ですよ。給料も振り込んでるのに。

あなたの会社ではそれを咎めると
会社が責められちゃうんですかね?

試用期間がないという事は文章を見てなんとなくわからなかったでしょうか?
あればコチラもうれしいですが
基本的に来日して3ヶ月間は帰国させられません。
3か月分の給料払うなら別ですが・・(内一か月分は先払い、当然交通費もかかってます)

バータさんと似た考えと仰っていますが
本当でしょうかね?
私にはそうは見えませんけど。

>何日か買い物して遊んだら10万なんて直ぐに無くなりますね。そう考えると、やはり日本への出稼ぎで半年働いて1500ドルってのは少ないと思います。

こういう誘導的且つ悪意があるような書き方では
業界憎しと思われてもしょうがないでしょうよ。

んじゃもう一回聞きます。
彼女たちは「何日か買い物をして遊ぶ」という前提で日本に働くために来日するんですか?

そして我々はそれを考慮してサラリーを支払わないといけないのですか?

あなたの会社の例で同じように例えられたら
何言ってるんだ?コイツ?と思いませんか?

どこで働こうがそんな使い方していたらすぐになくなるって思いませんか?

そもそも、あなたには人材に対する適正な市場価値というものが分かっていない。
だから前スレで

>たった80万くらいの金で、大きなこと言わないの。わかった?
異国の貧乏な家の娘にホステスやらせてハネた金だろ?
80万なんてケチ言わないで、もっと沢山お金をあげましょう。この程度の金、日本ならホステス無しでも軽く稼げるでしょ。

なんて恥ずかしげもなく言っちゃうんですよ。

>>おまけに複数のお客さんと個人ODAの約束なんかもしちゃう。帰国後の失業保険代わりにはとりあえずは安心。

>これを混ぜるから、悪循環だと思うんですよね。こういうのは、無しと考えないと・・・

何で無視してるんですか?
あなた以外のみなさんこの「不労所得」について触れてますが?
まさかタレントの大半が個人ODAのお願いをしてないって思ってるんですか?
まぁ一生騙し続けて鴨れる人間がいるなら他に個人ODA頼まなくてもいいでしょうけどねぇ 笑

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - Michael

2007/06/06(Wed) 06:25

バータさん、具体的かつ詳細な補足を有難うございます。また、更にコメントを追加して頂いて有難うございます。

また、委員長の以下のコメントについては全く同感です。

> で、やっぱり「ずるい奴」がどの分野でもというか、この日本とフィリピンとの興行ビザを通して介在するすべての関係者(タレント本人や客自身も含めて)の中に一部存在してしまっていて、しかもそれがなんとなく主流派となってしまっていたという現実に大きな問題があったのではないでしょうかね・・・
> だから、あの時点(05年3月)では、もう誰が悪いという事ではなく、もう全てが悪いって理解した方が、良い様な気がします。

業界自体として自己規制することもせず、野放図にしてしまったことが原因です。
その意味において、個々には考え方や人間性の善し悪しに大きな違いがあったとしても、改善することができなかった、利益第一主義で儲かるなら何でもあり、みたいな流れを押し留められずここに至ったことは全体の責任だし、係わっていた個々の責任でもあります。 
これでは、あいつらは獣以下と言われても仕方がない。

再度、バータさんの ↓ のコメントについての私なりの見方を述べさせて頂きますと、

> そうやって見てくると全ての興業(行)ビザの厳格化はOSの増加の為。
> で、OSの増加の一番の原因がコミッションの多さによるタレントの手取りの少なさ。
> OSで稼いだ方が数倍も稼げるし、それらOSに対しての入管の取締りの甘さもOSを助長させた要因で、その入管の足を鈍らせたのは業界との癒着による一部政治家の圧力。
> OFWに言及するのであれば、やはりこれから先の他国人受け入れ行政は全て不法滞在者の減少にかかっているといっても過言ではない位に私は考えてます。

興行に係わる在留資格認定制度や査証審査、上陸審査に関する厳格化の原因の一つとして確かに増加する不法滞在者を如何に減らすかということは有るでしょうが、全てではないと思っています。
厳格化について当局は、興行資格を受けたものが不法滞在した人数が1万数千人いて・・・とか、人身取引の温床になっているとの国際的批判を受けて・・・とか、いろいろと尤もらしい理由を挙げていました。結局のところは、制度上、興行に係わる活動を行うためのものである以上、お上としても体面上、興行をしていますよと言える限度を、上陸人数、稼動実態ともに越えて来たから、業界への警告の意味も含めて行政処分による総量規制を開始した。ところが当局的にみれば、業界は我が身の行き過ぎを反省して自重するどころか、逆ギレして黙認してきたお上が悪いくらいの話しになったから、完膚なきまでに叩き潰す、となったのです。
そうしないで看過すれば、現行の行政システム(入国管理制度)全体の理由付けができなくなり、崩壊するということです。それこそが一番の理由でしょうね。
そうして見て行くと、看過できない状況になった順に 「興行」の次は「研修」に対する大掃除であり、「就学」「留学」「日本人の配偶者等」(結婚、日系人)に対しての警告的審査厳格化措置による対応という構図が理解できるのではないかと思います。

かつて委員長がダディ・ジャンの名で主催していた「フィリピン人の興行ビザでの日本入国を考えるブログ」にも寄稿した、平成16年末に業界団体への意見書と各所への陳情に利用するため私がまとめた文書を参照して頂けばご理解いただけると思いますが、
「これまで当局は、公演先と招聘業者間で継続的出演が常態となっていることから、招聘業者が在留資格認定申請の都度毎に公演先から出演状況等の確認書類を提出させており、それ以外にも在留管理は招聘業者の責任であるとして、間接的に、また、非常に厳格に「興行」資格を取り扱ってきました。問題が発生した場合の対応でも、当局は招聘業者に責任を負わせ、招聘業者も当局からなされる帰国等の指示に責任を持って従ってきたので、適切な処置を行うことが可能であった」し、
不法滞在者の実数について言えば、「当局のアナウンスに拠れば、不法残留者数の統計発表について在留資格別で見ると「興行」資格から不法残留となった者は第2番目のおよそ12,000人と発表しますが、これは40年に及ぶ歴史の中で累積的に生じたものを単純に述べたに過ぎません。(中略)前年対比の増加実数 =(従来から累積した不法残留者数に新たに不法残留となった者を加算した数)−(不法残留状態にあった者が自主的或いは摘発により帰国した数+婚姻等により不法残留状態から適法状態に移行した者の数) で捉えなおしますと、平成4〜8年度では約2,000人/年 と確かに増加していましたが、平成8年省令改正以後平成16年までを見ると約500人〜マイナス2,000人/年 へと、実際には年度毎の増加実数は確実に減少傾向を示しているのです。(法務入国管理局、「在留資格別不法残留者数の推移」)」から、入管当局がプロモーターに責任を負わせ間接管理してきたシステムは決して悪くはないシステムでしたし、業界が当局に不法滞在者の取締りに関して政治家などから圧力をかけた事実はないと認識しています。内容の善し悪しは別にして、手間隙と金を掛けてビザ持ちを揃えて営業する店舗にしてみれば、不法滞在者を揃えて同様に営業する店舗は許せなかった訳ですから、OSの排除にもっと力を入れてくれと言う状況でした。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - Michael

2007/06/06(Wed) 06:28

参考までに該当箇所を以下に転載しておきます。

1-1. 出入国管理への影響
度重なる法務省令の改正によって、興行資格による「合法」なものが激減する一方、市場経済の原則は40年に及ぶ業界の歴史の中で現在の規模までに膨らんだ潜在需要を充足させようと働き、至極当然に「違法」なものが増大するのは明白です。
本邦政府が主唱する外国人観光客誘致政策によって、観光ビザを中心とする短期滞在資格者から生じる500万人ともいわれる不法残留者等や偽装による日本人の配偶者等の在留資格者、就学の在留資格者等の就労により、興行資格で賄えなくなった需要の「穴」を埋める形で従事するものと考えられます。

従来から入国管理局は適格招聘業者、適格公演店の審査にあたって、従業員等の本籍地記載の住民票を提出させ、警察庁への前歴・犯歴照会を行い、その内容が省令基準に明記されている規定以外の前歴・犯歴についても裁量権によって排除に努めてきました。
入管当局が、そこまで人的欠格事項の厳格適用してきたにも拘らず、業界関係事業者を一様に「暴力団の資金源」とする批判報道の情報ソースを提供し、これを是認することは、これまでの入管施策を自ら否定するものと言えるのではないでしょうか。

また、これまで当局は、公演先と招聘業者間で継続的出演が常態となっていることから、招聘業者が在留資格認定申請の都度毎に公演先から出演状況等の確認書類を提出させており、それ以外にも在留管理は招聘業者の責任であるとして、間接的に、また、非常に厳格に「興行」資格を取り扱ってきました。
問題が発生した場合の対応でも、当局は招聘業者に責任を負わせ、招聘業者も当局からなされる帰国等の指示に責任を持って従ってきたので、適切な処置を行うことが可能であったのです。

当局のアナウンスに拠れば、不法残留者数の統計発表について在留資格別で見ると「興行」資格から不法残留となった者は第2番目のおよそ12,000人と発表しますが、これは40年に及ぶ歴史の中で累積的に生じたものを単純に述べたに過ぎません。
前年対比の増加実数 =(従来から累積した不法残留者数に新たに不法残留となった者を加算した数)−(不法残留状態にあった者が自主的或いは摘発により帰国した数+婚姻等により不法残留状態から適法状態に移行した者の数) で捉えなおしますと、平成4〜8年度では約2,000人/年 と確かに増加していましたが、平成8年省令改正以後平成16年までを見ると約500人〜マイナス2,000人/年 へと、実際には年度毎の増加実数は確実に減少傾向を示しているのです。(法務入国管理局、「在留資格別不法残留者数の推移」、平成13年3月)
このように当局は、当局の意向を実現するという明確な意図を持って、業界すべてが暴力団と密接に関係し、売春など極めて反社会的で問題のある業界であるかのようなイメージを巷間に醸成定着させようと、手持ちの膨大な資料の中から極端な一面の事実だけ抜き出して報道機関へ提供し、報道機関は提供されるままに無批判、無検証で報道してきました。

業界が消滅すれば、もはや入管当局では不法滞在や不法就労を企図する者が本邦へ入国後は正確な所在確認も、間接管理による処置も行えず、激増する入管法違反者に対して効果的な摘発を行えず、物理的にも対応不能に陥るものと考えられ、これこそ組織暴力団の資金源、人身売買の温床が現実になり、自ら本邦の出入国管理体制を事実上破綻せしめ、情報収集能力と物理的限界から入管法違反者の摘発権限も警察に委譲せざるを得ず、入管は出入国歴を調べ、上陸許可・認定申請等の審査を行うだけの機関に成り下がらざるをえないものと考えます。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - Michael

2007/06/06(Wed) 06:29

> 興業(行)ビザが厳格になっていった責任の所在なんかどうでも良いです。
> そこから何を教訓とするかではないかと思います

バータさんの ↑ のコメントには私も全く同感です。
だから冷静な検証が必要なのです。

私自身業界に長年身を置いてきたことに関して責任を感じています。
当局のヤリ口には正直なところ頭にも来ます。
業界が行き過ぎた結果として、当局が世論操作するためにマスコミを利用して流した情報で、現役のタレントのみならず、日本人の配偶者となったタレントやその家族、出身国の国民自体が、さも偽芸能人でした、実際はショーをしないでホステスしかしてません、(百歩譲って、ここまでは仕方ないかもしれないが)売春までやってますよ。(これは、絶対許せない!)みたいな不名誉、不利益を負わせてしまったことに自分としても全然納得が行かないんです。厳しくなったのでハイさようならなんて簡単に諦められないんです。
業界の中には、学歴も職もない貧乏な国の奴等に仕事と収入の途を与えてやったんだ、などと、うそぶく人が大勢います。
フィリピン国内で「じゃぱゆき」がどれだけ差別を受けていることか、フィリピンのエージェントがどれだけ金持ちになっても格式の高い公式パーティーになんか招待されませんよ。社会的に蔑まれていると言って過言でない。
そんな仕事であっても、来てくれる人たちがいてはじめて成り立ったビジネスです。
それで曲がりなりにもご飯が食べられたし、家族も養ってゆくことができたんです。
言ってみれば大事なカウンターパートナーがここまで貶められてしまう結果となったことが許せないんです。

こんなことが再び起こらない確固たる枠組みを作っておかないと、至るところで外国人と日本人にとっての不幸な事態が起きることになってしまいます。
そのためには、しっかりとした緻密で多角度からの検証が必要です。
全員が同じものを見ていても、コヤコヤさんの立場からの見方、ビアンキさんの立場からの見方、トントンさんの立場からの見方、それぞれで違うのが当然でしょうし、一面の事実を表すものでしょう。
そのような立場から見れば確かにそう見えるのかもしれないな、くらいのスタンスでないとより深みのあるものにはなってゆかないと思うのですが。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - 委員長 Home

2007/06/06(Wed) 09:21

おはようございます。
今朝はこちらは青空ですが、どうも夕方から崩れるとの事・・・梅雨入りも近いのでしょうか・・・


さて、コヤコヤさん&ビアンキさん、こちらのサイトの最終的なコンセプトは『安易な日比国際結婚への警鐘』ですので、結果的に話がそこに繋がるものでというか、そういった概念を持たれた上で、ご自分の考えを述べられる事は全然かまいません。

元々、論をひとつにしようという事を望んではじめたところでもありませんし。

上にも書きましたように、最終的なコンセプトを理解された上での発言(書き込み)は、OKです。


で、興行ビザのいろいろな話の中で、どこかひとつを特化して徹底的に悪者にしても、すでに意味がないというか、逆に全体が見えずらくなる様な気がします。

“どこがどれだけよけいに悪かった”という事ではなく“どこはどうに悪かったのか”という観点が必要ではないでしょうか。


Michaelさんの非常に貴重な書き込みを読むに至り、その感を非常に強く持ち始めています。

結局それぞれがそれぞれに誠に勝手に自分たちだけの利益だけを追求してしまっていたという事でしょう。

確かに、そこにはより責任はどこにあるかということもありますが、やっぱりみんなおかしかったんだという事が。


>>業界が行き過ぎた結果として、当局が世論操作するためにマスコミを利用して流した情報で、現役のタレントのみならず、日本人の配偶者となったタレントやその家族、出身国の国民自体が、さも偽芸能人でした、実際はショーをしないでホステスしかしてません、(百歩譲って、ここまでは仕方ないかもしれないが)売春までやってますよ。(これは、絶対許せない!)みたいな不名誉、不利益を負わせてしまったことに自分としても全然納得が行かないんです。厳しくなったのでハイさようならなんて簡単に諦められないんです。

興行ビザのブログに『俺の嫁さんは元娼婦じゃないぞ・・・http://blog.livedoor.jp/daddyjan/archives/10838698.html#comments』というスレッドを上げましたが、これは後に朝日新聞がこのネタで記事を書きましたが、この時期の報道は本当に酷かった・・・だから『マスコミ(ジャーナリズム)の功罪』というエントリーも設けたわけです。

>>業界の中には、学歴も職もない貧乏な国の奴等に仕事と収入の途を与えてやったんだ、などと、うそぶく人が大勢います。
フィリピン国内で「じゃぱゆき」がどれだけ差別を受けていることか、フィリピンのエージェントがどれだけ金持ちになっても格式の高い公式パーティーになんか招待されませんよ。社会的に蔑まれていると言って過言でない。

『フィリピンパブはすでに日本の文化になっている』なんてことを言う奴まで現れるし、この手に頭に来て当初はあのブログをはじめたんですが、こういう連中って絶対に彼女たちのフィリピンでの地位に気がついていないっていうか気がつこうともしていないわけでした。

何せよ、見聞きした事から、もう一歩自分でイメージを膨らまして欲しい。

例えば、「サイトコンセプトの説明」の用語の解説に書いてあるけど、興行ビザの厳格化の最中に言われていた“人身売買”って別に“売春”を指しているわけではないんですね・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

“人身売買”

興行ビザの厳格化の流れの中で、アメリカから定義された“人身売買”をイコール“売春”と理解している人もいるようですが、これは実はイコールではなく、行かされた国(あえてこうに書きますが)で何をされるということではなく、その行かされるという行為自体が“人身売買”と定義されているわけで、ここを見間違うと「タレント=売春」といった風な表現を使う人も出てきてしまい、これがマスコミなどだと、もう取り返しがつかないほどのレッテルを貼られてしまう事になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、ほとんどの人は“人身売買”って聞くと“売春”しか思い浮かばない。

もうちょっと頭をひねって欲しい。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - コヤコヤ

2007/06/06(Wed) 11:06

皆様、おはようございます。

委員長、すいませんでした。
話が、タレント批判vs業界批判の方に重みが置かれてしまい、本来のテーマから外れた議論だと思います。

ビアンキさんへ

私とビアンキさんのやりとりは、『安易な日比国際結婚への警鐘』とは外れてると思いますので、もう辞めましょう。
読み返すと途中から水掛け論ですよ。私とあなたは、絶対的がズレがあるので無理です。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - ビアンキ

2007/06/06(Wed) 11:20

Michaelさん
まぁでも責任のないところまで言われたら
コチラとて名誉のために言うんじゃないんでしょうかね。(責任逃れではなく)
それは意見として認めようっていうのはあくまで客観的にみておかしくないことが前提でしてね。
間違ったことを前提にされても否定するしかないですよ。

んで委員長、Michaelさん
自分もブログでは同業やタレント、客ですらイメージを失墜させる人間、悪意のある人間は批判してきました。

ただ真実はともかく事実として「売春」に関しては結構あったと言われても仕方ないのではないですかね・・(統計で出せと言われても困りますが)

ちなみにウチはデートすらほとんどさせないし、させてもマンツーマンじゃないからそういう事にはなりにくいと思ってるから他と一緒にされたくないって気持ちは凄いある。それで客とも喧嘩したし、ブログでも言い続けました。

でも、業界と言う単位でみると残念ながらかなり多いといっても過言ではない。
ウチだってルールでそうしてるからしないだけで
デートし放題なら他の店と変わらないでしょうね。

少なくとも関わりのない他人はそう思ってる感が強いような気がします。彼女達にとってはフィリピン人タレントは一緒でしょうから。

私はそれくらいの不名誉は負わされてしょうがないなところまできていると思ってます。もう自業自得なんですよ(一枚噛んでた当局に言われたくないけど)

>>業界の中には、学歴も職もない貧乏な国の奴等に仕事と収入の途を与えてやったんだ、などと、うそぶく人が大勢います。

これは私もすり替えっぽくて認めませんが
そういう一面性はあったと思いますよ。
そこでそれを元になんとかしようと思えなかったのが不幸なだけで・・

>社会的に蔑まれていると言って過言でない。
妬みも含めて社会的に蔑まれるのは水商売なら日本でも同じですがね。どんなに我々が綺麗ごと言っても・・


>『フィリピンパブはすでに日本の文化になっている』なんてことを言う奴まで現れるし、この手に頭に来て当初はあのブログをはじめたんですが、こういう連中って絶対に彼女たちのフィリピンでの地位に気がついていないっていうか気がつこうともしていないわけでした。

これね、委員長、ウチでこのネタ書いたの覚えてますか?芸者云々の話です。
確かコメも頂いたと思うんですけどね。

私は文化ってのはある意味そうだと思えるんですよ。
私が日本の芸者を通じて感じただけですけどね。

比国での地位に関して言えば我々が口出すことなんですかね?本当に比国で重要視されている問題ならタレントが減ることはあっても増えることはないと思うんですがどうなんだろう。

まぁ私はタレントを価値のある選ばれた芸能人っていう価値観に高めたいとは思いましたが、結果叶わず、その他大勢のPPと一緒にされたまま終了してしまったわけですが。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - ビアンキ

2007/06/06(Wed) 11:31

>タレント批判vs業界批判の方に重みが置かれてしまい

そりゃあなたがけしかけて
一人だけ言い続けたことですよ。
何が水掛け論だ。

少なくとも我々が業界に関わる全てという前提で話していたんですがね。アナタは以前からタレントを犠牲者扱いするだけでしたが・・

自分の都合の悪い事についてはお答えいただけないようですね。ではこれで終わりでいいですよ。

私だっていくら説明しても理解しようとしないタレント盲信のお客さん相手にするのも発展性がないですから・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - 委員長 Home

2007/06/06(Wed) 11:43

>>ただ真実はともかく事実として「売春」に関しては結構あったと言われても仕方ないのではないですかね・・(統計で出せと言われても困りますが)

それはもちろんあると思うけど、この件でアメリカが持ち出した「人身売買」「人権擁護」の発想の種となる部分は、先で何をするかではなく「商品のように売られていってしまう事」に対する事にかなり限定していました。

だから、この人身売買といわれても仕方がない状況の先にもちろん売春という行為もあって、そこを含めて「失くさなくてはいけない」とアメリカは(というかブッシュが)息巻いたという事でしょう。

わたしが言いたい事は、日本のマスコミの多くは、これ自体を“売春”という定義に押し込めてしまって、それによって大きく世論を誘導してしまったという事に対してのわたしの憤りを語っているわけです。

あのころに政府広報のラジオ番組があって、そこでこの件が取り扱われ、進行役の東ちずるがなんとも浅はかな発言をしていました。
http://blog.livedoor.jp/daddyjan/archives/15191277.html#comments


>>比国での地位に関して言えば我々が口出すことなんですかね?本当に比国で重要視されている問題ならタレントが減ることはあっても増えることはないと思うんですがどうなんだろう。

これはもちろんそうで、そこをどうにしようかといったことを問いたいわけでも何でもありません。

ただ、客サイドにタレントたちのフィリピンでの実際の評判を大きく誤解している連中がいて、そこの部分に「全然そうじゃないのよ」って事を言いたいわけです。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - ふん

2007/06/06(Wed) 11:47

>ここを見間違うと「タレント=売春」といった風な表現を使う人も出てきてしまい、これがマスコミなどだと、もう取り返しがつかないほどのレッテルを貼られてしまう事になります。

ですね・・・売春組織のようなところへ売り飛ばされるようなイメージですね。タレントに対し被害者という言葉をけっこう使っていましたから・・・

ただ現場最前線の個人レベルでは恋愛か売春か援助交際か・・・
みたいな例はたくさんあり、またキワドイところまでは許していかないとノルマいかない。
なんて状況のお店なんかもあったと思います。

またそんな命綱にしがみつくようなつらい状態でなくとも
割り切って肉体付き擬似例愛をガンガン提供し大金稼いでいたのもいました。

何も知らない世間一般に対し、『売春させられてたらしいよ』っていうのは間違った解釈だと思いますが、現実知っている人の間では『売春』とはいいませんが、それなりの行為があったことは認めなければならないでしょう。もちろん強要したわけでなく
働かせるために店側からはノルマが与えられ、それに対するタレントそれぞれの仕事の仕方ということになるんでしょうが・・・

これもどれが悪いといった問題でなく、こういう事になってしまったってことですね・・・

追伸:たらたら言葉選んでいたら被ったようです。

>ちなみにウチはデートすらほとんどさせないし、させてもマンツーマンじゃないからそういう事にはなりにくいと思ってるから他と一緒にされたくないって気持ちは凄いある

以前ちらっとみたら、「おかげでビアンキさんの店子は安心できる」という評価もあるなんて書いてありましてなるほどな〜なんて思いました。

東京はすごかった・・・それとは逆の意味で・・・
同伴させると見事に売春をするので同伴禁止っていう店がありました。
連れてくるタレントもあちらのその手の店の子をそのままどっさり入れたという話しでした。
店内での濃厚なサービスに力入れてもらうために
同じフィリピンパブとして扱われていたこと
同情します。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - コヤコヤ

2007/06/06(Wed) 11:56

ビアンキさんへ

あなただって、業界は、違法を前提に成り立ってたと自分で認めてるじゃないですか?
それを棚にあげて、指摘されて「けしからん」とは、こっちが「けしからん」と言いたいですよ。
早い話が、あなたの書き込みは、業界の言い訳に聞こえるんです。


委員長、すいませんが、ここまで言われて黙ってられないので、続けます。

>これだけおんぶに抱っこ状態で我侭放題のタレント
>の現状を説明して未だに可哀想論ですか。

それは、業界も一緒ですよね。あなたは、業界が可哀想派なんですよ。
グズグズ言い訳なんかするなって言いたいんです。

>、「やることないから家でメシ喰ってSEXして寝てるだけ・・」

私は、例え派遣に対して、そんな事を言いませんよ。
言ったらセクハラで訴えられるでしょ?そんなの社会人として常識でしょ?


>これをそう言って何が悪いのですか?
>契約違反ですよ。給料も振り込んでるのに。

私なら、それはタレントにではなく、契約先の担当窓口にクレーム入れます。

もしタレントが同じ会社で自分の部下だったら、業務に与えた影響は自分にも責任があると考えます。
上の判断を煽り顧客には、謝罪し、当然、タレント本人にも怒りますが、上のような発言はしません。
試用期間の件は、あなたが「最高の状態で望むから解るはずもない」と言い訳するから、例えを出しただけです。
同じ業界人でもMichaelさんが、そんな言い訳しましたか?


>あなたの会社ではそれを咎めると
>会社が責められちゃうんですかね?

はい、当然です。
契約違反した場合は、そんな内情は、お客様(顧客)には関係ないです。
我が社の責任です。


>そして我々はそれを考慮してサラリーを支払わないといけないのですか?
>あなた以外のみなさんこの「不労所得」について触れてますが?

報酬の遣い道なんて考慮する必要は、ないですが、
日本で働いてるのだから日本の基準並みの所得は保証するのが良いのでは?と思っただけです。
寮費やら食費まで、うんぬんは、日本の企業なら手当て出してます。
半年で1500ドル(最低賃金でしょうが)って、客観的に少ないと思いますもん。


>まさかタレントの大半が個人ODAのお願いをしてないって思ってるんですか?

皆さんが触れてるのは知ってます。思ってないから余計に思います。
しかも業界人である、あなたが個人ODAまで所得の枠の中に入れるなんて・・・(??)


>なんて恥ずかしげもなく言っちゃうんですよ。

これは、事前に攻撃的にと宣言してます。
あの時の話の流れで金さえ払えば何でも有りみたいに感じだったので、過剰反応して書きました。
80万は、大きいお金です。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート4 - ビアンキ

2007/06/06(Wed) 12:05

悪いけどコヤコヤさん
流れが全く見えてないし
俺の発言も全っっっっく理解してないし
論点ずらしに答えるつもりはないし、
悪いけど質問に答えない限りスルーさせてもらうね。
あなた話に一貫性がないよね。
表面上理解しました的な書き方するけど。
もう十回ほど読み返したら?


『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート5 - 委員長 Home

2007/06/06(Wed) 12:51


またまた満タンになりましたので、新しいスレッドを立てさせていただきます。


さて、一見すると“『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・”というスレッドテーマは“安易な日比国際結婚への警鐘”と外れているように思われる方もいると思います。

しかし、あれから2年が過ぎ、ある意味「戦争を知らない子供たち」みたいな感じでPP及びフィリピン人女性との関係が新たに確立されている部分もあるわけで(例えばライブチャットなどで)、そういう人々に「こんな事があったんだよ」っていう事実を見てもらい、又そこから考え始める一つのファクターにしてもらえれば意義があるのかなと思っています。



で、前のスレッドでの最後の方の書き込みに対してですが、わたしはこの件に関してはこうに考えます・・・


コヤコヤさんの書いている事の前提は“フィリピン人タレント絶対擁護”までは行かないと思うけどそれに近い。

で、“そういった受け入れ間口を作った業界にほとんどの責任がある”って事になっていると思うんです。

だから“そこに関係している業界人は何を言ったってやっぱりそれで商売しているんだから、絶対に認めないし認めるべきでない”っていうことでしょう。

“そういったものを作らなければよかったじゃないか・・・それがあるからそれに関わるフィリピン人女性が堕落していってしまった”という風にわたしには取れます。


で、これに単純に反論すると“そうは言ってもやっぱり元々モラル感の低い(というかモラル云々なんて言っていたら生き抜いていけない環境もあるわけで)フィリピン人もいるわけで、アナタの奥さんや周りの元タレントはそうじゃないかもしれないが、現実にはかなり酷いのもたくさんいる”っていう事になるのでしょうか・・・

“タレントにも業界にもまともな人もいるしダメな人もいる”っていう言い方もあるかな・・・


でも、これだと実際には先に書いたわたしがイメージするコヤコヤさんの考え方には響かないはずですね。

何故なら“酷いと言っても彼女たちは搾取する側に使われているわけで、第一義的にやっぱりそれを助長させる形態を作り出した業界の人間が悪い”っていうところにたどり着いてしまうからです。


そういうことを前提に考えますと、確かに業界は非常にまずいことは確かです。

ただ、そこにニーズがあったことも確かで、これは実際にはフィリピンサイドにも日本サイドにもあったわけです。

両国共に“需要と供給”があったわけで、片方の国だけに“需要”があり、片方だけに“供給”があったわけではない・・・これがこの件での思考を難しくさせる一因だと思うんです。

簡単に書くと、フィリピンサイドには“仕事を得る”という需要があって“人と送る”という供給があった・・・そして日本サイドには“経済成長で膨らんでしまった水商売の社交員”という需要があり“お金”という供給があった。

そこが見事にシンクロしたのが(もちろんこれ以外にも要因は多々ありますよ)フィリピンパブというものだったのではないですかね。


だからその一部に対しての責任を語っても、話としては偏ったものになってしまうのではないかと思うわけです。


いかがでしょうか・・・・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート5 - コヤコヤ

2007/06/06(Wed) 14:25

皆様、コヤコヤです。

委員長が、私の伝えたいことをシンプルにまとめてくれました。
有難う御座います。m(_ _)m

そしてMichaelさんが、素人の私の業問いや指摘に対して、的確にコメントくださったことに感謝します。

>だから“そこに関係している業界人は何を言ったってやっぱりそれで商売しているんだから、
>絶対に認めないし認めるべきでない”っていうことでしょう。

これまでの議論で全てとは言いませんが、日本の常識を出して通じない言い訳が始まるのだから、私とビアンキさんとでは、根本が違うのだと思いました。
こっちは、日本で家庭を構えるのに、嫁さんが、「タレントだったので常識が無い」とか、「フィリピンは、貧乏だから」の理由での悪行は通用しないと思うのです。

私達は、駆け出しですが、真面目に頑張ってらっしゃる日比夫婦も居ますから・・・
過ちは犯したくないので、もう関わりたくない、そして、これ以上、悪影響は欲しくないと願うのです。
だから配偶者Visaに対しても、もっと規制を厳しくして欲しいと思うのです。

これまでの業界の流れとか事情は解りますよ。
でも、タレントは、そんなもんで・・・だから業界も・・・を前面に出して主張されると絶対に納得できないのです。

ということでビアンキさんと私では、根本が違うのです。
ビアンキさん、10回でも10000回でも同じことです。根本が違いますから・・・もう同じような議論はやめましょう。
スルーして頂いても構いません。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート5 - 委員長 Home

2007/06/06(Wed) 14:53

>>でも、タレントは、そんなもんで・・・だから業界も・・・を前面に出して主張されると絶対に納得できないのです。

ここですが、わたしはビアンキさんが全てがそうだと言っている風には取っていません。

ビアンキさんのブログを見ても、彼はそういった現状(残念ながら職業意識が低いタレント)からの脱却を図りたいと考えている事が伺えます。

そうですね、この頃よく世間でも言われる“win winな関係”ってところかな。

ただの消耗品に彼女たちになって欲しくないという気持ちがビアンキさんのブログを読むと伝わってきます。

だから、よけいにタレントたちを責めたいんじゃないかな・・・「いい加減に自立しろよ」と・・・


客やタレントも含めて(もちろん自分も)全員が関係者で、その中で被害者とか加害者っていう相関的な関係を作るとある答えは出て来るんだろうけど、でも現実には関係者が複雑に絡み合った図式になってしまっていたわけで、相関的に見ては失敗してしまうという事なんだと思うんですね。

それぞれを比べるということではなく、その一つ一つがいったいどういうことだったのかという検証をするべきでしょうと考えます。

で、その中にはもちろん例外もいて、ただ、悲しい事にどの分野でもその例外の人が一番損しているっていうのが現実じゃないですかね・・・倫理やモラルとかを度外視して考えると・・・

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート5 - 委員長 Home

2007/06/06(Wed) 17:14

“『興行ビザの厳格化騒動』を語る”っていう事からはかなり離れてしまいますが、実はブログ用に取っておいたものがあるのでこちらで紹介します。

これは、フィリピンにいるころからダメなフィリピン人嫌いだった女房のこの頃の偽らざる気持ちです・・・


*********************************

さて、先日女房がこんな愚痴を・・・

女房の勤め先は、すべての効率UPの為に作業を立って行い、それは幹部の会議やスタッフのミーティングでも実践されています。

で、就業後のミーティングで(内容は社内の機密を守る為といったものだったらしい・・・例えば、社内への携帯電話の持ち込み禁止とか・・・カメラで撮ってそれが社外に漏れないようにとか)、開始5分後ぐらいに、フィリピン人の4名ほどのグループが、立つのをやめて座り込んでしまい、尚且つおしゃべりまではじめたらしく、その光景を家に帰ってきてから、もう我慢できないようで一気にまくし立てました。

「フィリピン人は馬鹿」
「フィリピン人は恥ずかしい」
「フィリピン人はどうにもならない」

もちろん、女房はそういったことが前から嫌だったので、ある時期をもって勤め先では全くフィリピン人とは付き合わなくなっているのですが(http://fillipinnews24.blog81.fc2.com/blog-entry-15.html http://fillipinnews24.blog81.fc2.com/blog-entry-21.html http://fillipinnews24.blog81.fc2.com/blog-entry-26.html 参照)、「絶対に向こうから見たらわたしのことを馬鹿だと思っているはずだけど、周りが見たらどっちが馬鹿かはすぐにわかるから、自分が他のフィリピン人と付き合わないことなんか全然気にしていない」とのことでした。

*********************************

これがフィリピン人の全てではないですが、こいつらは残念ながらダメなフィリピン人の典型でもあり、しかも少数ではないというという現実もあるということです。

こいつらは仕事の帰りに、ほぼ毎日会社の近くにある「シマムラ」へ寄って、大声を上げてそこにいるこちらが恥ずかしくなってしまうほどの傍若無人な行いをしています。

そんなこともあって、女房は幹部たちへの受けが非常に良く、それが元で女性日本人の上司には疎まれてしまうというストレスが溜まる状況に追い込まれるときも度々あるようです。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート5 - Michael

2007/06/07(Thu) 03:36

閑話休題。
私は、「ユダヤのことわざ」に好きなものが多いんです。
皆さんも御存知のものがあるかもしれませんが、ちょっと以下に幾つかご紹介してみますね。

「貧者だから正しく、金持ちだから間違っているとは限らない」

「してしまったことを悔やむより、したかったのにしなかったことの方が、悔やみが大きい」

「自分の欠点を探すのにいつも熱中している者は、他人の欠点が見えない。他人の欠点を探すのにいつも熱中している者は、自分の欠点が見えない。」

「人は転ぶと、まず石のせいにする。石が無ければ、坂のせいにする。そして、坂が無ければ、はいている靴のせいにする。人はなかなか自分のせいにしない。」

「自分を笑える者は、他人に笑われない」

「理想の無い教育は、未来の無い現在とかわらない」

「井戸につばを吐く者は、いつかその水を飲まなければならない」

「酒場へ行っても、善人を悪くすることはできない。同じように礼拝所へ行くからといって、悪人が改まるわけではない。」

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート5 - Michael

2007/06/07(Thu) 05:01

これはユダヤのことわざではありませんが、「群盲、象を撫でる」っていうことわざが有りますよね。
通常、「全体を見ない(見えない)で、その一部分を自分の抱いた感覚だけで主張する」ような状態のことを指します。

個々人それぞれが同じ事象を捉えて、その時点で得ていた情報とか、感情とか、見ていた角度や範囲などのフィルターを通して心に見えたものと言うのは、それぞれの人にとっての真実だったはずです。
象のシッポを触って、「象と言うのは、細くて長くて左右に動いて先端に硬い毛が生えているものだ!」、象の足を触って、「円柱みたいで、ゴワゴワしたものに覆われていて、土からすぐ上の部分に硬いものがあるものだ!」と口々に主張するんですね。

それぞれがその通りなのですけど、他の部分に触れている人の情報、更に象が動いている時、止まっている時の情報を一旦全部飲み込んで受け入れて、総合してはじめて象という生き物の生態というか全体像が掴めるのですよね。

皆さんの認識レベルを合わせて、そこから再度、特定の部分的事象にフォーカスして、全体との関係を考え併せて検証する必要があると思うんですよ。

分かりきっていることを、何を言っているのか、と怒られちゃうかな。

 
Re: 『興行ビザの厳格化騒動』を語る・・・パート5 - 委員長 Home

2007/06/07(Thu) 08:59

Michaelさん、ありがとうございます。


このテーマの最初のスレッドの最後に『全体にテーマが抽象的になってしまいましたが、どうぞよろしくお願いします。 』と書いていまして、もしかしたらこんな感じになるかなっていう予測があったのかもしれません。

途中で気がつきましたが、それぞれの個々の責任というかそういうものを個別に検証しないといけないわけですね。


ですので、機会を見まして、次は個別にテーマを絞ってスレッドを立てたいと思います。


という事で、このスレッドは一時凍結という事で、よろしくお願いしますm(__)m




トップへ
トップへ
戻る
戻る



inserted by FC2 system