“エピソードⅩ”を語る・・・

さて、それではサイトのエピソードを順を追ってひとつずつ語るシリーズ第10弾をお送りします。

さて、そういう事で“先兵”として日本へ嫁いできましたピナアサワ様達ですが、幸か不幸か、そういった事情がありますので、この手のピナアサワ様の場合には、とりあえずの“ランナウェイ”の心配はありません。

ですが、親族招致が狙いではなくても、ただ単に“永住権取得”までの我慢の期間と想定しているピナアサワ達やその予備軍もたくさんいるようですよ。

フィリピン人（外国人）と結婚しようと考えているわけですから、そんな事はいちいち説明しなくてもわかっているでしょうが、日本での永住資格を取得するのには、日本人の配偶者となる事が最短のコースです。

そして、3年以上の日本での滞在期間とその時点で3年のビザを持っていれば、永住権の申請が可能なわけです。

地域にもよるでしょうが、大体半年から1年ぐらいの審査期間を経て（審査期間とは言っても、ようするに審査の順番待ちの時間がほとんどですが)問題がなければ“永住者”の資格が得られるわけです。

この“永住者”の資格というのが、本当にありがたいもので、日本人配偶者と離婚や死別をしても、そのまま日本で暮らせるというものなんですね。

でも、まさか4年も5年も先になるような事を、あのフィリピン人が計画できるわけがありませんよね。

とサイトの方に書きましたが、この直後に女房の勤め先に、まさにこの例にピッタリのフィリピン人夫婦が現れました。

前は日本人の旦那がいた永住権持ちのピナアサワ様が、その日本人旦那とは離婚し、新たにフィリピン人男性と結婚し、夫婦共に同じ工場に勤めだしました。

これはフィリピン人とは違いますが、あるとき某タイ料理店に女房と同僚のタイ人(旦那は日本人）と行った時に(というかわたしは招かれざる客だったのですが、女房がどうしても付いて来いって言うので一緒に行ったのですが）、この日はその店の月に一度のパーティーの日で、女房は当初はその同僚のタイ人の誕生パーティーと聞いて呼ばれたんですが、どうもそうではないらしくそれはその店に女房を来させる口実だったようです。

で、その店の中にはタイ人らしき連中でいっぱいです・・・しかし、日本人はどこにもいない・・・タイ人と日本人の国際結婚家族はそこには存在していないようでした。

というか、その女房の同僚タイ人もよく見てみると、となりに恋人らしきタイ人男性がいるんですね・・・他を見渡すと、どうもそんな光景があちらこちらで・・・

あまりにも環境が悪いので1時間もいないで退散する事にしたんですが、あとで聞くと、日本人の旦那がいるタイ人にはOSのタイ人の恋人がけっこういるようで、それを引き合わせているのがそこの店で、永住権が取れたら日本人とは離婚してそのタイ人と結婚して日本へ在留できるビザを取得させるといったことを頻繁にしているようで、うちの女房が呼ばれたのも、もうすぐ(その時点で)永住権が取れるということを知った同僚のタイ人が触手を伸ばしたというのが真相のようでした。

昔不思議でした。これも目だって数がふえればそれなりの規制がされるのではないでしょうか・・

破局も近いからな～　人生ともにするそこまでの仲になれるのかな～なんて見ちゃいますね、身近なところでみてると・・

>>昔不思議でした。これも目だって数がふえればそれなりの規制がされるのではないでしょうか・・

サイト中のエピソードの流れでそこから入りましたが、この手はそれほどは多くないでしょうね。

今現在、この日比の状況でおおよそ来日4年後に取得できる“永住権”取得まで静かにしていようっていうピナさんも少ないでしょうね。

あるとすれば“店で働きながら一応婚姻関係は続けていって、永住権を取れた時点でセパレート”ってところかな・・・

今朝わたしのブログに紹介した東京新聞のマニラ特派員の記事をこちらでも紹介しておきましょう・・・

　インターネットの普及が目覚ましいフィリピンで、自分のプロフィルと顔写真を掲示して、国際結婚の相手を探す「出会い系サイト」が女性の人気を集めている。

　一番人気のサイトで「十八歳から三十歳」「国籍フィリピン」を打ち込んで検索すると、三万二百五十七人がヒット。インドネシアは同じ条件で百三十七人、タイは三百五十七人だから、フィリピン人女性の“熱”がいかに高いかが分かる。

　私の知人（２４）も先日、ここで出会ったカナダ人男性と結婚した。Ｅメールで一年間やり取りし、フィリピンまで会いに来た男性がプロポーズ。知人には恋人がいたが、「外国人と結婚すれば出稼ぎが容易になる」と、元カレをあっさり振った。

　世界で約八百万人が働くフィリピンだが、ビザの取得に時間がかかり、国際結婚が最短の道。彼女は「カナダで働いて家族に送金する」と幸せそうだが、これも一つの愛の形か。

『知人には恋人がいたが、「外国人と結婚すれば出稼ぎが容易になる」と、元カレをあっさり振った。』

数年前までならば“永住権を取れたら離婚も考えてみようかな”っていうピナアサワ様も多かったと思うんですよね。

その結果、そうは思っていたけれど“まぁこのまま一緒でもいいかって”いう人と“やっぱり別れよう”っていう人がいて、それとは別に、当初はそんな事考えていなかったけど、実際に生活してみるとこれはもう全然だめで“こんなことなら永住権取れたら離婚しよう”っていう人もいるわけでしょうね。

実際に、女房の日本でのフィリピンネットワークの話の中でも“永住権”っていうのは非常に大きなウェートを占めていて、その中には「なんじゃそれ」っていうガセネタも多いですね。

う～ん、どの辺をフューチャーして話をしたらいいのか、スレッド立てておきながら悩んでいます・・・・・・・

＞その結果、そうは思っていたけれど“まぁこのまま一緒でもいいかって”いう人と“やっぱり別れよう”っていう人がいて、それとは別に、当初はそんな事考えていなかったけど、実際に生活してみるとこれはもう全然だめで“こんなことなら永住権取れたら離婚しよう”っていう人もいるわけでしょうね。

嫁の結婚するときの思いが、『この人といっしょにこれから家庭築いていくんだ』という人並み日本人の意識はあったとしても、『これから物、お金あふれる国　ＪＡＰＡＮに住むんだ。もしかしたら一生住める権利もとれるんだ、いつでもいったり来たりできるんだ』という感激のほうが大きいかもしれません。

そんなわけで常にビサの意識が働いており、何かを決断するにもかならずビサが行動にまとわりついていきますね。

先日　旦那６０歳比奥さん４０歳の結婚歴２０年位位の夫婦が離婚しました。もちろん永住権なんぞとっくのとうに持っています。理由はＰｉｎａｙ側からしか聞いてませんが、『退職後家にゴロゴロしていて酒飲んでる。やってられない』だそうです。

『やっぱりだめ』『以外といけるかも』などなど・・・その時その時の感情に素直にしたがっているのでしょう・・・

＞あるとすれば“店で働きながら一応婚姻関係は続けていって、永住権を取れた時点でセパレート”ってところかな・・・

そういえば最近『日本人と離婚と同時に永住権がなくなる』って話しききましたけど、どうなんでしょうね？

>>嫁の結婚するときの思いが、『この人といっしょにこれから家庭築いていくんだ』という人並み日本人の意識はあったとしても、『これから物、お金あふれる国　ＪＡＰＡＮに住むんだ。もしかしたら一生住める権利もとれるんだ、いつでもいったり来たりできるんだ』という感激のほうが大きいかもしれません。

そこのところも含めてこっちは理解していないと、えらいしっぺ返しを食ったり、大きなすれ違いが起きたりする原因のひとつとなってしまうでしょうね。

これはわかりませんよ・・・経済的に支える力を失った場合、そこまでその経済力で非常に偉い地位を家庭内で得ていたわけですから、家に置いて貰えれば御の字っていう場合もたくさんあるんじゃないですかね。

元タレントで、そういった境遇になってしまったピナアサワ様の向こうでのその後の暮らしぶりって、追っかけてみると面白いかもしれませんね。

ちょっと前に某掲示板で、結婚して来日したばっかりのピナアサワ様が店で働くためだけのビザ目的であった事を理解した旦那が、それなら今までかかった費用を少しでも回収しようと「こっちに稼ぎの中からお金を払うのなら許す」と取り決めをしたという話がありましたが、こっちの方が上の例よりもわたしは賛同できますね。

>>そういえば最近『日本人と離婚と同時に永住権がなくなる』って話しききましたけど、どうなんでしょうね？

今のところ法律的にはありえないでしょうけど、日本の永住資格は、日本人の配偶者は特例的に他の条件の人よりも取れやすくなっているので、そういったことを考慮してもいいと思いますね。

だって、悪魔に魂さえ売ってしまえば、例えばうちの場合でも、すでに女房は永住権があるわけで、ここで別れて女房の姉妹の誰かと結婚して、また4・5年経って永住権が取れたら、また離婚して、そしてまた女房の姉妹の誰かと・・・って事だって、手続き的には可能なわけですよね・・・・・・

＞元タレントで、そういった境遇になってしまったピナアサワ様の向こうでのその後の暮らしぶりって、追っかけてみると面白いかもしれませんね。

家まで買った人間は大抵自分の名義にしてますから、家あるだろうけど維持していく金ないですからね、売るしかなくなりますね。で最終的には日本に来る前と同じ状態になります。

>あるとすれば“店で働きながら一応婚姻関係は続けていって、永住権を取れた時点でセパレート”ってところかな・・・

離婚相手が社長さんとかね、お金持ちだと手を貸すほうも張り切っちゃって額も慰謝料１０００万位だって

その前に気がつけよって気もするんだけど、相手の心や気持ちを理解するとか見抜く(難しいけど）事が

今日も女房は1日仕事になってしまい、わたしが仕事をしながら子供の面倒も見ないといけなくなりました。・・・とは言っても、ビデオでも見せとけば済むんですけどね・・・(^_-)

そうそう、どこの板でも「永住資格の申請はいつから出来るんでしょうか」っていう質問がけっこう目に付きますが、この手もほとんどが奥さんにしつこく質問されての事なんでしょうね。

中には来日初年度に申請した奴がいたけど、こういうのってブラックリストに載せた方がいいよね・・・入管も・・・

そうそう、うちの隣県の入管に（そっちの方が距離的に近いもので）奥さんのビザの延長に行った知り合いが、3回目の延長でも1年しかもらえなくって、理由を聞いたら「そこの地区は離婚する人が多いもので・・・出来れば永住権の申請も10年ぐらい経ってからにしてください」って言われたって言ってた。

＞中には来日初年度に申請した奴がいたけど、こういうのってブラックリストに載せた方がいいよね・・・入管も・・・

載せてて欲しいですね・・・で、規定期日に達して再提出された暁には、3回ぐらい書類の束の一番上に置きなおして欲しいものです(^_-)

さて、前にも書きましたが、日本人の配偶者の場合は、永住申請を提出できるための日本での在留期間が3年以上となっていまして、言葉のあやで取り方が違う場合もありますが、3年以上とはそれよりも長くということですので、ようするに日本での在留が4年目に入っていればその要件を満たされるという事で、これは他の在留資格者からすると、極端に優遇されており(基本的には10年以上在留…特例として5年以上でも対象となる場合もあるが）、このあたりも問題な気がしますね。

偽装結婚対策としては、ここは思い切って、日本人の配偶者でも10年以上に統一しちゃえば、グッと減るような気もしますけどね。

でも、下手に永住権の申請に行って、中には配偶者のビザが消失される場合もあるようですからね。

ここ見ている人で、近々申請しようって思っている人は、もう一度よく考えた方がいいですよ・・・(^^)v